ミルクとシロップ

ご訪問ありがとうございます♪ 大好きな宝塚についてのブログです。ご贔屓は朝夏まなとさん。まぁ様のお話が極端に多いです。

まいにち宝塚 まいにちまぁさま♡

宙組宝塚大劇場公演『白鷺の城』/『異人たちのルネサンス』初日を観てきました!

 宙組トップスター真風涼帆様&トップ娘役星風まどか様の大劇場二作目は、宙組にとって初めての日本物ショー『白鷺の城』と、今の宙組当て書きされたお芝居『異人たちのルネサンスダ・ヴィンチが描いた記憶-』のオリジナル作品二本立て!。愛する宙組の皆さまに会いに、大劇場初日公演を観劇してきました♡。

 

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ポスター | 宙組公演 『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』『異人たちのルネサンス』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

星風まどか様 部分休演?!

 

 初日開幕前にショックすぎるお知らせが飛び込んできました。

 

部分休演


宙組)星風 まどか


※怪我のため部分休演いたします。なお、復帰時期については現在のところ未定となっております。

 

【部分休演場面】


『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—
第23場 フィナーレF


■代役
星風 まどか→夢白 あや   

 

宙組 宝塚大劇場 休演者のお知らせ | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 な、なんですと??????!!!!!!トップ娘役が休演?!

 

怪我って…そんなにひどいの?まどかちゃんは大丈夫なの?他の場面は出てもいいの?無理してないかな…など、様々な想いが駆け巡りましたが、”フィナーレF”はトップコンビによるデュエットダンスの場面。トップコンビ大好き人間の私にとって、これはショック過ぎるニュースでした。

 

 代役の夢白あや様は本公演の新人公演でヒロインを演じる予定の娘役さんです。彼女は研究科二年とまだお若いですが、研一で出演した新人公演『神々の土地』では当時の宙組屈指の美貌を誇る、元宙組娘役伶美うらら演じる大公妃イリナ役を堂々と演じておられ、その舞台度胸と確かな実力に心から拍手を送ったことも記憶に新しいです。

 

ですので今回の夢白さん代役には実はあまり心配しておらず、どこか「彼女なら確実にやってくれるだろう」という安心感すらありました(実際夢白さんは完璧に代役を務めておられました)。

 

 ただ、ただ…まどかちゃんが心配で心配で…。このような休演は観る側のファンももちろんショックですが、ご本人が一番無念でお辛いだろうと思います。憧れの真風さんと踊る夢のようなひと時…それを休演すると決めた彼女の心境を想うと…(泣)。はやく良くなりますように…心からお祈りしております。

 

大劇場初日おめでとうございます!

 

 まどかちゃん部分休演の一件が心に影を落としつつも、大劇場に着くと否応なしにワクワクした気持ちが蘇ってきます。

 

宝塚観劇恒例のキャトルレーブのウィンドー撮影♡

 

 

 大劇場前には宙組公演と次回の雪組公演の特大ポスターが飾られていました。真風さんと雪組トップスター望海風斗様。このお二人が並んでいるとついつい我がご贔屓様・朝夏まなとを想ってしまう私。

 

 

 こーんな感じで♡

 

 

…ご贔屓様で遊ぶんじゃありません!(゚-゚;)ヾ(-_-;)コラッ

 

ですがもしまぁ様が大劇場公演をご観劇されるのなら、是非とも間に立ってお写真を撮って欲しいです♡そしてそれをインスタにUPしてくださいね♡(笑)

 

 本朝妖綺譚『白鷺の城』

 

 今回の公演は一幕がお芝居、そして二幕がショーという一般的な宝塚歌劇の公演とは異なり、一幕がショー(それも様々な場面が散りばめられた歌と踊りのみで綴られるものではなく、全場ストーリー仕立てになった作品)、二幕がお芝居といった構成になっています。

 

 開演前の舞台はこんな感じでした。

 

 

 白鷺が大きく羽根を広げたイメージでしょうか。やはり宝塚の舞台は華麗で豪華ですね。本編では映像も使用されおり臨場感がありました。

 

『白鷺の城』ここツボ

 

 例の如く私の公演レポは恐ろしく長いので、とりあえず初日観劇後の「ここツボ」ポイントを取り急ぎご紹介します。ネタバレしますので観劇前の方はご注意ください

 

  • ずんちゃんソロから始まるオープニングにテンションUP!
  • 武士役ずんちゃん、ものすごく楽しそう!
  • 友景ゆりかちゃんがそこはかとなく前田慶次
  • 「見忘れるものかよ」と言い放って姿を消す、玉藻ノ前まどかちゃんの表情
  • キキちゃんの日本物ハマり具合。とっても綺麗。
  • あき様は日本物でもロイヤル
  • 安倍保名の愛ちゃんがただひたすらに美しい。まるで絵巻物から抜け出してきたみたい。ため息…♡
  • 葛の葉様よ……
  • 台詞がまさかの録音音声…
  • 娘役ちゃんの狐コス可愛い
  • せーこ様、瀬戸花さん、みねりちゃんの狐三人娘が可愛い
  • 狐は肉食らしい(せーこ狐談)
  • 中国の宮殿の食事の方が美味しいらしい(せーこ狐談)
  • ゆりかちゃん中国風コスチューム似合いすぎでない?素敵♡
  • 中国の王宮の場面が華やかで目が幸せ
  • ゆりかちゃん吉備真備とまどかちゃん妲己のデュエダン至福のひととき
  • 殿キキちゃん、軍師真風さん
  • 軍師真風さん…♡(噛みしめる)
  • 息も絶え絶えのなか手を取り合うまかまど
  • 真風さんの青天!(衝撃…でもやっぱりカッコいい)
  • まかまど銀橋手繋ぎ
  • ゆりかちゃんに手を引かれて照れ照れするまどかちゃん全力で可愛い

 

ミュージカル・プレイ『異人たちのルネサンスダ・ヴィンチが描いた記憶-』

 

『異人たちのルネサンス』ここツボ

 

  • 悪役愛ちゃんの色気
  • あんな色っぽい司教様いてもいいのか、教会通うよ?
  • 薄いヴェールを纏いながらふわりふわりと踊るまどかちゃんリアル天使
  • あきりくそらぴのほのぼの具合が癒し
  • みねりちゃんの少年役とっても良い!
  • ずんちゃんったらまたそんな眉間に皺を寄せて…
  • また叶わぬ恋に苦悩しているのね(涙)
  • キキずん美形兄弟
  • 実は愛ちゃんがまどかちゃんを抱きしめるシーンが一番ドキドキした
  • 愛ちゃんの広い胸にすっぽり収まるまどかちゃん(ドキドキ)
  • せーこ様がずんちゃんをビンタ!!!
  • ミラノ公のお姫様なららちゃんが無邪気で可愛い
  • ずんちゃんジュリア―ノを「あらイケメン♡」みたいなお顔で見つめてて可愛かったよ
  • つれないずんちゃんジュリア―ノ様にぷんすかしているのも可愛い。つまり全ららちゃんが可愛い
  • まかまど顎クイ
  • ダンサーえび様セクシー!!!
  • 翔くんがキレキレのダンスで輝いていた。辞めないでおくれよう
  • 戸惑うまどかカテリーナの手を取って逃げる真風レオナルド
  • それを遠くで観察している愛ちゃんグイド司教様の余裕っぷり
  • カテリーナに詰め寄るずんちゃんジュリア―ノ、複雑に捻じれた恋心がよく表現されているいい表情
  • いつの間にか倒れているキキちゃんロレンツォ
  • 死んだと思ったらむくっと起き上がって愛ちゃんグイドを剣でぶっ刺した
  • 本気でビックリ
  • ロレンツォ様見事復活
  • 悪運強くて笑う
  • そこで初めてまどかカテリーナが最期の時にモナ・リザの黒いドレスを着ていたことを思い出す

 

フィナーレ ここツボ

 

 今回はお芝居の後にフィナーレがあるので、お芝居仕様の演出になっていました。可愛らしさ、カッコよさ、色気…真風さん率いる今の宙組の魅力をふんだんに詰め込んだ大変見応えのあるフィナーレでした。

 

  • そらぴあーちゃんもえこちゃんのマスケラータトリオ。そらぴのええ声♡
  • ロケットはマスケラータの道化をイメージ。ハロウィンのコスチュームみたいでとっても可愛い
  • 真風さんと娘役さんたちとの場面がアダルティ
  • 娘役さんたち皆ストレートロングの鬘に黒のシンプルなドレス(スリットが入っていてセクシー)
  • 皆無表情で踊っていてそれがまた色っぽい
  • 花音ちゃんやせーこ様のような上級生娘役さんから沙羅ちゃんや夢白ちゃんのような下級生娘役さんまでいる!贅沢!
  • 陶酔するマエストロなゆりかちゃんに陶酔する客席
  • ららみねりまいあ夢白ちゃんと次々に絡むゆりかちゃん
  • えび様とせーこ様を両脇に従え降りてくるゆりかちゃん最高
  • えび様よりもせーこ様よりも、ゆりかちゃん下級生なんだぜ最高
  • 男役さんの群舞もアダルティでカッコいい
  • 特に愛ちゃん!!!
  • アッシュグレーの髪を斜めに流して迫力あるダンスを披露する愛ちゃんに釘づけ
  • キキちゃんの乱れた髪がまたセクシー
  • 一人ギアが違うダンスのソラカズキパイセン
  • トップコンビの為の幻想的なデュエットダンス
  • まどかちゃんの姿が無いことが改めて切なくなる
  • 夢白ちゃんはやはり堂々としていてキビキビ踊っていらした
  • 座って花道からせり上がってくる真風さん眩しい
  • エトワールは念願のみねりちゃん
  • そろそろそらぴやもえこちゃんを大階段一人降りさせてくれてもいいのになぁ
  • 凛々しいずんちゃんがふっと見せてくれるずんちゃんスマイルにキュン
  • 今回大羽根はゆりかちゃんのみ。やっぱりゆりかちゃんの大羽根姿は迫力があるなぁ。
  • 本公演より宙組配属の104期生が仲間入り
  • にっこり後ろを振り返るまどかちゃん天使
  • 何回聞いてもやっぱり大好きな、すっしーさんのご挨拶と誇らしげなトップスター紹介
  • くすくす笑いが起きる客席に「なにか面白いかな?」と困惑気味に微笑むゆりかちゃん。
  • カーテンコール3回を少なく感じてしまう朝夏まなと
  • カテコ5回くらい希望(もっと多くても可)

 

 まぁ様がご卒業されてから、宝塚の観劇回数はどうしても少なくなってしまいましたが、久しぶりに大好きな宙組オールスターズに会うことが出来て幸せでした。舞台上の右を見ても左を見ても、大好きな顔ばかり!。やっぱり宙組は最高です。次は19日に観劇予定ですが、もっとチケット増やしたいな~♡。

 

 

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ミュージカル『マイ・フェア・レディ』東京公演千秋楽レポ

祝!東京公演千秋楽

 

 2018年9月16日に開幕した東急シアターオーブ公演ミュージカル『マイ・フェア・レディ』が9月30日に千秋楽を迎えました。本公演でのヒギンズ役とイライザ役はWキャスト。千秋楽公演は別所哲也さん神田沙也加さんの”べっかん”コンビで上演されました。

 

 もう一人のイライザである我らがご贔屓・朝夏まなととヒギンズ役の寺脇康文さんの”寺まぁ”コンビは前日の29日に一足早く千秋楽を迎えられ、私にとってもこちらの公演が東京my楽となりました。

 

東京公演の想い出

  

 16日の初日から、まぁ様の回を飛び飛びで観劇していたのですが…二週間、ほんとにあっという間でした。まぁ様はいつもとびきり可愛くて美しくて。お芝居は何度見ても新鮮に感じられましたし、どかんどかんと湧き上がる笑い声、熱の込もった手拍子や拍手、観ている側としてはラッキーでしかないハプニングもあったり…回を追うごとに大きな盛り上がりを見せる公演にひたすら夢中で通い詰めました。

 


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 ほんとはべっかんコンビも観たかったし、まぁ様の回は全通したかったなぁ…。ま、うじうじ後悔せず、次に『マイ・フェア・レディ』が再演されることになったら今度こそ全通しようと思います。えいえいおー!

 

 

  劇場内にあった舞台の模型

 


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こちらは地方公演でも見ることが出来るのでしょうか。すごく細かな造りでした。

 

 

まぁ様が前を歩いておられた特大スクリーン

 

 

 苦労してようやく千秋楽の日に撮影できたのがこちらです。

 


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 いい思い出になりました♡

 

 

スペシャルなお客様

 

 東京公演では毎公演いろんなお客様が観劇に来ておられ、まぁ様もご自身のSNSで嬉しそうに報告されていましたね。千秋楽は元花組トップスターで前回&前々回の『マイフェア~』イライザ役でもある真飛聖と、元花組トップ娘役でまぁ様とは同じ88期生の桜乃彩音が二人揃ってご観劇に。前から2~3列目のセンター辺りに並んで座っておられ、休憩時間もずっとお二人でお話されていました。顔馴染のオーケストラの方々に手を振ったりもされていたかな。後姿までもが神々しいお二人…。

 

客席にお二人の姿を見つけたまぁ様も、嬉しそうに何度も笑顔を向けておられました。ゆうさんと彩音ちゃんはまぁ様の宝塚現役時代から、いつもまぁ様の舞台を欠かさず観に来てくださるので嬉しいです。

 

 この日は他にも宙組組長寿つかさ様の妹さんである元花組男役スター達つかさ様や『エリザベート』、『1789』などの演出家、小池修一郎先生もいらっしゃっていたそうです。達さんには気が付きましたが小池先生は知らなかった…。小池先生が観劇に来られていると「次の小池作品にまぁ様が?!」なんてドキドキしてしまいます(笑)。

 

 ご自身のインスタグラムで。嬉しそうなまぁ様(可愛い♡)

 

 

 

舞台も客席も!大盛り上がりな千秋楽

 

「楽しくて仕方ない」気持ちが伝わる♡まぁ様のお芝居

 

 いつも大きな瞳を輝かせて舞台上を飛んだり跳ねたり走り回ったり…と、天真爛漫な演技が魅力のまぁ様イライザ。千秋楽では一際楽しそうに満面の笑顔で歌ったり踊ったりされていて「イライザとしてここに立っていることが、本当に嬉しくて楽しくて幸せなんだな」ということがひしひしと伝わってきました。

 

 高音の歌唱も完璧。イライザの曲は地声からファルセット、などなかなか難曲揃いですが、最後まで完璧に歌いこなされたまぁ様に拍手。女優デビュー作だというのに難しい台詞を一つも間違える事なく、また他の役者さんの台詞が飛んでしまった時も自然なアドリブでフォローしたりされていて、さすがトップスター!と、改めて感心してしまいました。

 

 大好きなヒギンズ邸でのレッスンの場面では、世界が恋してしまいそう♡な、まぁ様の無邪気な可愛らしさに完全に射抜かれてしまいました。特に忘れられないのがヒギンズ教授が運んできた装置を、まるで小さな子供のような表情で覗き込むところ。

 

ヒギンズ 「これは何だ?」

イライザ 「”し”」

ヒギンズ 「”ひ”、だ!」

イライザ 「”し”」

 

 純真を絵に描いたような瞳で「”し”」と仰っているお顔がもう可愛くて、可愛くて♡。ヒギンズ教授が装置に火をつける様子を、うっすらお口を開けてじーっと見つめていたり、「わかるな?」と言われて勢いよく何度も頷いたり。

 

最後に火を吹き消しちゃうところも、「消えた♡」という嬉しそうな声色が可愛くて忘れられません。あの場面はちょうど舞台転換で暗転するので、まぁ様の表情がよく見えなくて残念。あのお顔を真正面から見ている寺脇さんの心臓を心配してしまうわたし(笑)。

 

 また同じ場面で「ありがとうございます」の発音練習をする件では、少し前の公演から寺脇さんがイライザの復唱の間に「…え”?」というアドリブを挟んでおられたのですが、その時のまぁ様がものすごくキュートなお顔で、小首を傾げて寺脇さんを見つめておられて。これには観ているこちらが悲鳴をあげてしまいました(心の中で)。

 

千秋楽でも同じようなやりとりをされていたのですが、きゅるんっとしたまぁ様のお顔を見た寺脇さんがちょっと笑っておられたようにお見受けしたので「ははん、まぁ様の可愛らしさに思わず笑っちゃったな?」と勝手に推測してニヤニヤ(笑)。

 

まぁ様があまりに可愛くて、一生分の「可愛い」を使い切ってしまうのでは?というくらい心の中で何度も何度も「可愛い!」を叫び続けていました。ほんとに可愛かったー♡。

 

イライザパパのナンバーは手拍子のタイミングバッチリ

 

 『マイフェア~』にはたくさんの曲がありますが、中でも一番盛り上がるのがイライザパパが中心となって歌う『運がよけりゃ』と『教会へは遅れずに』。こちらの大ナンバーではいつからか手拍子が入るのが慣例となりましたが、千秋楽ではいつもなら手拍子が止んでしまうところ(止めなくてもよさそうなのになぁ…と思いながらも先頭を切る勇気もなく手を止めていたところ)も、勢いのある手拍子が止まらず大いに盛り上がりました。まぁ様がいつも仰っていますが、こうやって舞台と客席がひとつになる瞬間っていいなぁ…。

 

イライザの涙に貰い泣き

 

 一幕は男役キャリア(笑)を存分に生かした花売り娘時代や、少女のように無邪気な笑顔を見せるまぁ様イライザでしたが、二幕では気品に満ちあふれたレディに生まれ変わります。それにつれてお芝居もぐっと落ち着いた物腰や話し方に変わり、またヒギンズに対する切ない恋心が垣間見えて思わず貰い泣きしてしまう場面も。

 

 特に舞踏会の後のヒギンズ邸での言い合いの場面では、まぁ様のおおきな瞳から大粒の涙が零れ落ちて胸が締め付けられます。まぁ様の涙にはめっぽう弱いわたし。

 

「嬉しいわ!少しは仕返し出来て!」と憎まれ口を叩いているのに、瞳からは抑えきれない涙が…。一人残されたイライザがヒギンズから貰った指輪を胸に抱きしめ、俯いて嗚咽を漏らす姿には客席からもすすり泣く声が。あまりにいじらしくて思わず抱きしめたくなっちゃう

 

 イライザの涙と言えばお父さんに別れを告げる場面も印象的です。「元気でね」とイライザパパの肩をポンッとするところまでは笑顔なのですが、くるっと振り返った時のまぁ様イライザは必死に涙を堪えている表情で。上手席に座っているとよくわかるのですが、フレディを見上げる大きな瞳がうるうるしていて今にも泣き出しそうなんですね。

 

そんなイライザに腕を差し出して一緒に歩き出すフレディなのですが、千秋楽は腕に絡ませたまぁ様の手をギュッと握ってくれていて感動しました。これ、されている時とされていない時があったので、千秋楽で見せてくださり嬉しかったです。

 

今後に期待?!ヒギンズとイライザのラストシーン

 

 ラストシーンで一人うなだれているヒギンズの姿は、それまで散々「どうしようもない人だなあ」とヤキモキしていたのにも関わらず、素直になれない可哀想な男に思わず同情してしまうような切なさを醸し出しています。そこへイライザが戻ってきて、映画でも有名なヒギンズの「ちょうどスリッパを探していたところだ」という台詞に微笑み合う二人の姿が夕日に照らされ、幕が降ります。

 

いつもこのシーンでまぁ様は頬に涙を光らせておられるのですが、24日の公演時は幕が降りる瞬間に寺脇さんの腕がまぁ様の涙を拭うように上がったのが見えました。「なんて素敵!♡」と、見えない幕の内側に思いを馳せ、それ以来期待して見ていたのですが残念ながらそのような素振りを見せられたのはこの時だけでした。

 

千秋楽では寺脇さんは腕こそ組んでいないものの二人の間にはちょっと距離があり、涙を拭うにはもっと近づかないと無理かなぁ…と、ちょっと残念。今後の公演で距離がぐっと近づいて、涙を拭うところをもっとしっかり見せてくれないかな、と密かに期待しています。

 

千秋楽挨拶

 

 千秋楽のフィナーレは最高潮の盛り上がりでした。カーテンコールも過去最多の5回!もちろんスタンディングオベーション&大拍手の嵐。千秋楽という事で主演の寺脇さんとまぁ様から一言ずつご挨拶がありました。

 

 まずは寺脇さんが「本日は朝夏イライザ・寺脇ヒギンズの東京千秋楽にお越しくださいまして本当にありがとうございました」と感謝を述べられ、「みなさんに上質な時間を過ごして頂こうと、一丸となって頑張って参りました。楽しんで頂けましたでしょうか?」というお言葉に大歓声でこたえる客席。

 

そして朝夏まなとさんです!」と、まぁ様をしっかりご紹介してくださった寺脇さん。寺脇さんの紹介を受け、まぁ様は朝夏まなとです。本日はご観劇誠にありがとうございました」というご挨拶の後、

 

「初日からあっという間に今日が来てしまいました。毎回毎回『マイ・フェア・レディ』の世界に息づくことが出来て本当に幸せで、素晴らしいキャストの皆さまに支えて頂いて、たくさんのお客様にも観て頂いて、一緒に『マイ・フェア・レディ』の世界を体感しているような気分を味わうことが出来ました」と、一言一言噛みしめるように仰っていました。

 

翌日のべっかんコンビの千秋楽についても触れ、「まだまだ全国ツアーもありますので、この『マイ・フェア・レディ』という作品を愛して、そして皆さんに『マイ・フェア・レディ』の一体感を体感して頂けるように、一回一回を大切に努めていきたいと思います。まずは東京公演を無事に終えることが出来て幸せです。本日は誠にありがとうございました!」と締めておられました。

 

これまでは「寺脇さん」と呼んでおられたまぁ様でしたが、いつの間にか「寺さん」になっている♡。ほんとに素晴らしいコンビネーションでした。まぁ様の相手役が寺脇さんで良かったな。

 

 また初日同様寺脇さんはまぁ様をきちんとスター扱いしてくださっていて嬉しかったです。まぁ様の方が遠慮されているようでしたが、一生懸命まぁ様を目立たせよう目立たせようとしてくださる寺脇さんに、ただただ感謝でした。

 

お互いに先を譲り合うお姿が面白くて、寺脇さんも「夫婦漫才じゃないんですよ?(笑)」と、お茶目な一言。マーメイドドレスのまぁ様がちょこちょこ小走りしている間に、寺脇さんが先回りして捌け、まぁ様を少しでも長く舞台に残そうという粋な計らいも。

 

 最後に寺脇さんはもう一度まぁ様に「ひと言をお願いします」と言ってくださり、ファンの気持ちを汲んで下さっているのが伝わりました。本当にありがとうございました。

 

まぁ様は「皆さま本当にありがとうございます。『マイフェアレディ2018』が皆さまの心に少しでも残りますように♡。本当に、ありがとうございました!」と、ご挨拶。

 

「~でありますように」っていう言い方は宝塚現役時代もよくされていたので懐かしい気持ちになりました。

 

 初日のような投げチューを期待していたのですがそれはなく(残念)、まぁ様は淑女然とした優雅な微笑みで客席に向かって何度も手を振ってくださいました。まぁ様の投げチュー大好き人間なので、地方公演のどこかでまた披露してくださらないかしら、と期待しつつ…次は梅田、そして大千秋楽の大分でまぁ様イライザちゃんに再び会えることを楽しみにしています。

 

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朝夏まなと&神田沙也加の新イライザ誕生 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』開幕 - 2018年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド

 

 

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暁のハルモニア第六話のレポートと感想【ネタバレあり】

 

暁のハルモニア 第六話 あらすじ 【ネタバレあり】

 

主な登場人物についてはこちらの記事で。

 

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 ヨアヒムグスタフの元に顔を出すと、彼は大砲の銃弾を確かめているところだった。ヨアヒムの姿を認めると、グスタフは険しい表情を緩めて微笑んだ。

 

グスタフはヨアヒムを傍に呼び、スウェーデンへの同行の意思を確かめた。彼は自分の娘、クリスティーナ王女の家庭教師としてヨアヒムを自国へ連れて帰ることを希望していたのだ。

 

「クリスティーナ姫の家庭教師としてスウェーデンへ…。勿体無いお話です」と、答えたヨアヒムは「しかし自分には果たすべき使命がある」と続けた。その”使命”とは一体何なのかと尋ねるグスタフ。ヨアヒムはケプラーの手帳を彼に差し出した。ページ一面に綴られた数字。ケプラーが残した暗号文である。

 

「これは宇宙の核心に迫る法則が記されているはずで、自分は命に代えてもこれを解き明かさなくてはならない」、と語るヨアヒム。だが意外なことに、グスタフはこれをおおいに喜んだ

 

「聞いただけで胸がときめくぞ」と話すグスタフはヨアヒムに、暗号文の解読は自分の元で取り組めばいいと提案した。「なにが記されているのかぜひとも知りたくなった」、と。グスタフはヨアヒムに軍医として、スウェーデンへ帰るまでグスタフの軍と行動を共にすることを命じた。

 

 遠くでグスタフを呼ぶオクセンシェルナ伯爵の声がする。グスタフは名宰相であり唯一無二の親友でもある彼の姿を見やると、ヨアヒムに声を掛けその場を後にした。ヨアヒムは足取り軽く去っていく王の背中を見つめていた。

 

ーーー”グスタフ・アドルフ王…。さすらいの旅を続けてきたこの身がついに留まる場所を手に入れたのだろうか。王の傍が本当に僕が居るべき場所なのか…見定めなくてはーーー”。

 

 「陛下、わが軍の快進撃を前に皇帝軍は後退を続けております」と、オクセンシェルナはグスタフに戦局の状況を伝えた。レヒ川のほとりが次の戦場となるだろう、と。敵側の総司令官はティリー将軍。噂に名高いヴァレンシュタインはまだその姿を現さない。「一人の武人としてあの男と戦ってみたかった」と零すグスタフを、オクセンシェルナは軽く戒めた。

 

「一時の情熱に駆られてそのような世迷言を口にされるのはおやめくださいませ。王たる者、常に冷静な状況判断が…」と、口酸っぱく繰り返すオクセンシェルナをグスタフは遮った。「人間だれもがお前のように冷静であれば世界は凍り付いてしまうぞ」と、からかうグスタフにオクセンシェルナも負けじと言い返す。「お言葉ですが陛下、誰もが陛下のように熱く燃えていては、世界が焼き尽くされてしまいます」。二人は顔を見合わせて笑った。主君と部下の繋がりを超えた深い絆がそこにはあった。

 

 ヨアヒムはルディとスウェーデン軍の中にある酒場に来ていた。そこでは大勢の人間が賑やかに酒や食事を楽しんでいた。驚くべきことに軍の中には酒場に床屋、教会に学校までが併設されていたのだ。家族連れで軍に加わっている者も多くいるらしい。街が丸ごと移動しているような軍の内情にヨアヒムは心底感心していた。

 

「この頃はますます騒がしくなった」と、一人の男が呟いた。スウェーデン軍はどんどん人が増えていると言うその男は、首にロザリオのペンダントをぶら下げていた。それはカトリック教徒の証である。

 

驚くヨアヒムに彼は「グスタフ陛下はカトリックを信じる者を無理に改宗させたりなさらない。プロテスタントカトリックも、人間は一人一人が自由に自分の信仰を選ぶべきだと」と、誇らしげに答えた。それが、グスタフの目指す真の自由なのだ、と…。

 

ヨアヒムは老師ケプラーの最期の言葉を思い出していた。

 

ーーー”地上がいかに戦乱に満ちていても。星々の運航は決して乱れる事は無い。願わくは天上に調和のあるがごとく、地上にもあらんことをーーー”

 

 後日、ヨアヒムはこっそりと戦場に繰り出すグスタフの後を付いて歩いていた。ヨアヒムを若干疎ましげに振り返るグスタフに「陛下一人で戦場の視察など危険すぎます」と、ヨアヒムは食い下がった。「何事も自分の目で確かめる主義だ」と答えるグスタフは、友を連れて歩くと目立つが一人は身軽でいいと話した。

 

”ーーーこんなことをオクセンシェルナ伯爵が知ったら…!ーーー”

 

”ーーー…叱られるな。ーーー”

 

グスタフはヨアヒムにオクセンシェルナには内密にと釘を刺した。

 

 遠く見えるレヒ川を見てグスタフは感嘆の声をあげた。青緑色に輝く美しい川。しかし川の流れは速く、渡るのは容易ではなさそうだった。

 

皇帝軍は川の流れに沿って陣を敷いている。これはスウェーデン軍の歩兵隊の力を生かしにくい戦場だった。起伏の多い地形を見やり、ヨアヒムは「ここからは皇帝軍がよく見えますね」と、グスタフに声を掛けた。

 

ふとこちらに向かって大声で叫んでいる皇帝軍の兵士の姿が見えた。グスタフはそれを面白げに見やると、あろうことか「おーい」と答えて手を振り返したのだ。王の大胆な行動にヨアヒムは心底驚いた。

 

まさかグスタフ王が自ら視察に来ているとは露ほども思っていない敵軍の兵士は「お前たちの王様はどこにいるのか」と呑気に尋ねてくる。それに対して「貴様らが思っているよりずっと近くにいるぞー」と返したグスタフは、愉快そうに笑い声をあげるのだった。

 

グスタフは今夜中に敵軍の陣地に橋を掛ける計画をヨアヒムに話して聞かせた。まさか今すぐに敵軍が攻めてくるとは露ほども思っていない皇帝軍のねぐらをかくという算段である。グスタフは細かな布陣体制や攻撃の手順を冷静に分析していた。「上手くいくでしょうか」というヨアヒムに、さも簡単なことだという口調で「確実にな」と答えた。

 

 翌朝、スウェーデン軍の精鋭部隊は敵の砲撃をもろともせず川を渡り、対岸の敵陣へとなだれ込んだ。

 

”ーーーバルト海と数々の大河を超えてきた我々にこの程度の川など造作もない。これより本体を突入させるーーー!”

 

グスタフは自ら軍の先頭に立ち指揮を取った。グスタフの傍にオクセンシェルナがやって来て、敵の総大将ティリー将軍が銃撃を受け瀕死の重傷を負ったことを伝えた。「皆の者、世に続け!神は我らと共に!」グスタフの一声がスウェーデン軍の志気を最高潮に高めていた。

 

ヨアヒムはグスタフ率いるスウェーデン軍の鮮やかな勝利に目を見張っていた。

 

”ーーー…これが、グスタフ・アドルフ王の戦術…!ーーー”

 

 スウェーデン軍の勢いは今やとどまることを知らず世の人々を震え上がらせた。カトリック教徒の民衆たちはスウェーデン軍に手も足も出ない皇帝軍の在り様を非難し、皇帝が己の勝手な判断で罷免した英雄の復活を望むようになった。かつてデンマーク軍を破った傭兵隊長ヴァレンシュタインの復活を。

 

ヴァレンシュタイン公を!」「ヴァレンシュタイン公を出せ!」民衆たちは口々にヴァレンシュタインの名を叫ぶのであった。

 

 その頃ヴァレンシュタインは、屋敷にやって来ていた皇帝の使者が語る戦場の様子にじっと耳を傾けていた。「ティリー将軍亡き今、皇帝陛下が頼れるのはあなた様だけ。かつてあなた様を罷免した過ちについてはいかようにも償うとの仰せです。どうか御出陣を」

 

全てを聞き終わると、ヴァレンシュタインは落ち着いて口を開いた。「では、三つほど陛下にお許し願おう」と、訝る使者に向かってヴァレンシュタインは、出陣における条件を挙げた。

 

①「軍事に関する全ての権限を譲ること」

 

②「潮時だと判断した際、すぐに講和に乗り出せるよう、和平交渉の権限を与える事」

 

③「グスタフ王から帝国を守り抜いた暁にはボヘミアの王位を授けること」

 

法外な要求に顔色を変える使者だったが、今はどうしてもヴァレンシュタインの力が必要。皇帝に伝える事を約束し、使者は屋敷を後にした。

 

 この様子を傍で黙って聞いていたイザークも、主の大胆な要求には驚きを隠せなかった。皇帝がこれだけの要求をのむとは到底思えず、イザークヴァレンシュタインに尋ねた。

 

「のまぬわけにはいくまいよ」と答えたヴァレンシュタインは、どんなに法外な要求を飲まざるを得なくても、今の皇帝には自分の力が必要だと確信していた。「己の力を帝国全土に見せつけてやる時が来た」と出陣の決意を固めたヴァレンシュタインは、イザーク従軍司祭として共に戦地へ赴くよう告げた。

 

”ーーーグスタフ・アドルフ。奴こそ星によって定められし我が宿敵!。ついにまみえる時が来たーーー”。

 

下級貴族の生まれからボヘミア王に…。確かに実現したら痛快かもしれない、とイザークは心の中で頷いた。「この人が創ろうとする国がどんなものか、ひとつ見届けるのも悪くない」。

 

 スウェーデン軍内では、グスタフがヴァレンシュタインの皇帝軍総司令官再任の知らせを受けているところであった。待ち望んでいた敵の出現に闘志を露わにするグスタフ。そんな王にオクセンシェルナは「このままウィーンに進軍するのは得策ではありません。味方の諸侯との連携を絶たれ、孤立する恐れがあります」と、冷静に進言した。グスタフもこれを受け入れスウェーデン軍はニュルンベルクまで一旦退き、そこで体勢を立て直すことを決めた。

 

 城壁に囲まれた美しい古都、ニュルンベルクヴァレンシュタインはたちまちのうちに大軍を率いてこの街を包囲し、スウェーデン軍は籠城を余儀なくされた。街には飢えと疫病による苦しみの声が満ち、ヨアヒムは軍医として懸命に市民の救護にあたっていた。籠城が続き兵士も市民も皆疲れ切っている。いつまでもつだろうかと思案するヨアヒムは「この苦しい戦いの後にグスタフ・アドルフ王はどのような国を築こうとしているのだろう」と、王の心中を測った。

 

街を囲むヴァレンシュタイン公の陣地から野営の煙が立ち上っているのが見える。もしかしたらイザークもすぐそこにいるのかもしれない…。ヨアヒムは敵陣の友に思いを馳せるのだった。

 

 

感想

 

 今回まぁ様のアマーリエ様は最初の回想シーンのみの登場でした。しょんぼり(´;ω;`)

 

 ですが物語はついに佳境へ!。いよいよリュッツェンの戦いが始まりますね!。今回はグスタフ王が”師子王”と呼ばれる所以を垣間見た気がします。自ら先頭に立ち、軍を率いる熱さと大胆さ。それでいて冷静で緻密な計画を立てることも厭わない。

 

 またグスタフ王とオクセンシェルナ伯爵との、身分や立場を超えた友情にも感動しました。男の友情っていいなぁ~…って、まぁ様も言ってた♡。

 

 

 物語とは関係ありませんが『暁のハルモニア』収録時のまぁ様

 


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このお洋服を着ていらしたのは、きっと二日間の収録日の内の一日目だろうなぁと推測。見覚えのある水色のパンツが眩しいです!。

 

 

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暁のハルモニア第五話のレポートと感想【ネタバレあり】

 

第五話のあらすじ 【ネタバレあり】

 

主な登場人物についてはこちらの記事で。

 

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 宗教裁判に掛けられたヨアヒムを助けに現れたイザーク。彼の主君であるというヴァレンシュタインの名を聞いたカリストの側近たちは一同に狼狽え始めた。カリストはこれらを戒めるも悔しさを隠せずにいた。ヴァレンシュタインカリストは浅からぬ因縁があったのだ。

 

イザークは淡々とヨアヒムの弁護を進めた。神を冒涜しているのはカトリック改革委員会の方だイザークは述べるが、カリストはこれを真っ向から否定した。イザークがヨアヒムが悪魔と契約したという明確な証拠の提示を求めると、物的証拠があると言い張るカリストは、血で描かれた悪魔の契約書を差し出した。これは完全なでっち上げだったが、ヨアヒムにはそれを撤回できる術がない。

 

だがイザークはこれを一蹴した。彼はこの悪魔の契約書とやらを代筆した男を証人として連れて来ていたのだった。魔女の嫌疑を掛けられた男の妹を助けることを約束して。代書屋のホルツマンと名乗るその男は確かにその契約書を作成し、ヨアヒムの署名も自分が代わりに書いた、と宣言した。これにはカリスト側も驚き、引き下がる他なかった。

 

 身柄を釈放されたヨアヒムはそれ見た事かと笑うイザークに心から礼を述べ、何故自分の身に危険が迫っていることを知ったのか理由を尋ねた。イザークマインツで暗号解読官が処刑されたという情報を知り、警告の手紙を書くよりも出向いた方が早い、と急ぎ友の元へと駆け付けたのだった。

 

またイザークは、自分をここに寄越してくれたのはヴァレンシュタイン公だと言った。ヴァレンシュタインカリスト枢機卿を嫌っており、またヨアヒムのように能力のある者がつまらないことで命を落とすのが気に入らない、というのがその理由だった。

 

”能力のある者なら、その者がカトリックプロテスタントかということには拘らない”

 

そんなヴァレンシュタイン公を、イザーク「面白い御人」だと言った。主君と上手くいっている様子の友を見て、ヨアヒムは安堵した。つかの間の再会の後、イザークはすぐにプラハへと戻らなくてならず、ヨアヒムに直ぐにマインツを出るようにと忠告すると、急ぎその場を後にした。

 

 ヨアヒムは言われた通り一刻も早くマインツを出ようと、置いてきたルディを探し始めた。そんなヨアヒムの前に再びガブリエラが現れる。彼女はヨアヒムとイザークが別れるのを見計らって、ヨアヒムに最告発状を突き付けた。ヨアヒムは再び囚われ人になってしまうのだった。

 

 カリスト枢機卿は再び捕らえたヨアヒムを拷問に掛けていたヨハネス・ケプラーからどのような事を吹き込まれたのかと尋ねヨアヒムを縛り上げるが、ヨアヒムは決して口を割らなかった。

 

そんなヨアヒムを見て、ガブリエラはカリストヨアヒムを神の審判によって裁いて貰うのはどうかと申告した。神の審判…被告人は両手足を縛られライン川に深く沈められる。もし潔白であればそのまま溺れ死に、もし妖術師であれば悪魔との契約により水に浮かぶはずであり、その時は有罪として火炙りの刑に処す、というのだ。

 

 マインツの街では妖術士をライン川に沈めるという事で、多くの市民たちが不安げな面持ちで事の成り行きを見守っていた。ヨアヒムと同じく彼を探し続けていたルディは人ごみをかき分け前方に出ると、両手足を縛られたヨアヒムの姿を見つけて叫んだ。その時、街に大砲の音が響き渡った。スウェーデン軍が街を攻めてきたのだった。

 

 船頭に立たされたヨアヒムはガブリエラによってライン川に突き落とされる。薄れていく意識の中でヨアヒムは、ケプラーが自分に遺した暗号の秘密を解き明かす為、こんなところで死ぬわけにはいかない、と神に祈りを捧げながら意識を失った。

 

 ヨアヒムは自分を呼ぶルディの声で目を覚ます。気が付くと彼は寝台に寝かされていた。泣きついてくるルディを抱きしめるヨアヒムの元へ北欧の貴族らしき青年がやって来た。スウェーデングスタフ・アドルフの宰相、アクセル・オクセンシェルナ伯爵である。

 

オクセンシェルナはヨアヒムにマインツの地はスウェーデン軍が占拠し、ヨアヒムの身柄も自分が預かった、と告げた。礼を述べるヨアヒムにスウェーデンでは不当な宗教裁判を禁じているとこれを辞したオクセンシェルナは、ヘッセン=カッセル方伯夫人、アマーリエからヨアヒムの話を聞いていたと伝える。

 

ヨアヒムの脳裏に美しいリュートの音色と共に、慈悲深いアマーリエの表情と声が蘇った。

 

”ーーーオクセンシェルナ伯爵

貴方様の高潔なお人柄を信頼してお願い申し上げます。マインツ市を手中に収められました暁には、どうか我が友ヨアヒム・ハインツェルの為に便宜を計って頂きたいのです。彼は我がヘッセン=カッセル方伯家の恩人。志の高い学者で医者としての腕も確かである事、アマーリエ・エリーザベトが保証致しますーーー。”

 

 アマーリエ夫人は非常に聡明な方で、彼女がここまで言うからにはヨアヒムは信頼に足る人物だと判断した、とオクセンシェルナは語った。オクセンシェルナは穏やかな口調で、ヨアヒムにルディと共に暫く静養するようにと告げた。ルディは預かっていたケプラーの手帳をヨアヒムに差し出した。再び手元に戻ってきた大切な手帳を見やり、ヨアヒムはようやく安堵のため息を零したのであった。

 

 三人の元へ、今度はスウェーデングスタフ・アドルフがやって来る。ヨアヒムが畏まった様子で挨拶をすると、グスタフは朗らかに笑って「優れた天文学者にして医者だと聞いている」と、彼に声を掛けた。

 

グスタフ王はヨアヒムに傷が癒え、戦乱がひと段落した暁には自分と共にスウェーデンへ来る気はないか、と尋ねた。グスタフ王は次期スウェーデン女王となる娘のクリスティーナ王女の為に優れた教師を集めているところだった。彼は宗教裁判で弾圧されるような新しい考えを持つヨアヒムを是非王国に迎え入れたいと考えていた。

 

「古い信仰が閉ざしてきた扉を開き、曇りなき眼で世界の真の姿を見出せる人間が必要なのだ」と語るグスタフ王。ヨアヒムはグスタフ王の輝く青い瞳をじっと見つめた。そこに何が映っているのか見つけようとするかのように。

 

 一方、プラハヴァレンシュタイン公の元へ無事帰ってきたイザークに、ヴァレンシュタインは一通の手紙を差し出した。スウェーデン軍の猛攻に圧された皇帝フェルディナント二世が直々に、ヴァレンシュタインの再出陣を願い出てきたのだった。

 

ヴァレンシュタイン皇帝軍がさらに追い詰められた時に戦場へ赴き、己の軍の力を高く売りつけてやろうと考えていた。更にヴァレンシュタインイザークに己の出自を語る。彼は貧しい下級貴族の生まれだが、誕生の時、その頭上には支配者の星・木星が輝いていたという。

 

「生まれなど関係ない。俺は己の力で自分がどこまでいけるものか試してみるつもりだ」、とヴァレンシュタインイザークに告げた。イザークは志の高い主君の胸の内に、かつて伯父がみた夢というものを見つけかけていた。

 

重い雲が立ち込める空をイザークは見上げた。空は遥かマインツにいるヨアヒムの元へと繋がっている。

 

 遠く離れた地でヨアヒムは思い悩んでいた。グスタフ・アドルフ王と共にスウェーデンへ行くべきか…イザークなら一体なんと言うだろうと、ヨアヒムは友の顔を思い浮かべるのだった。

 

感想

 

 ヨアヒムが再告発で捕まってしまうとは。改革委員会め、そう来たか…という感じでした。スウェーデン軍が助けてくれて良かった。

 

スウェーデンは一応プロテスタント派として戦っていますが、この物語におけるスウェーデングスタフ・アドルフは、わりと中立的な考えを持っている風に描かれていますね。彼は信仰に捕らわれるのは古いという考えをお持ちのよう。広大な視野でもって国の繁栄に力を注ぐグスタフ王。彼が築くスウェーデン王国をこの目で見たくなりました。

 

 さて、我らが麗しの朝夏まなと演じるアマーリエ様は、今回一場面のみの登場。オクセンシェルナ伯爵へ宛てた手紙の場面です。

 

ヨアヒムの脳裏に浮かぶアマーリエ様。


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アマーリエ様の声の背景にリュートの音色が流れているという演出が素敵でした。ちなみにアマーリエ様のリュートリュート奏者の佐藤亜紀子さんが演奏されているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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月組宝塚大劇場公演『エリザベート -愛と死の輪舞-』を観てきました

エリザベート』の醍醐味

 

 小池修一郎先生潤色の『エリザベート-愛と死の輪舞-』は、『ベルサイユのばら』と並ぶ宝塚歌劇の人気作品です。公演する組に関わらずチケットが飛ぶように売れる為、ファンでもなかなか観劇出来ないほど。それほどまで皆に「『エリザベート』だけは絶対に観たい」と思わせるこの作品の醍醐味とは一体何なのでしょうか。

 

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月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

素晴らしい楽曲の数々

 

 シルヴェスター・リーヴァイ氏が手掛ける楽曲の数々はいずれも素晴らしい曲ばかり。曲を聴いているだけで、その曲を歌うキャラクターの心情、置かれている状況がひしひしと伝わってきます。またキャスト全員が努力を重ねてこれらの難曲に挑む為、エリザベート』を上演した組は歌唱力が格段に上がる、とも言われています。

 

細部まで計算し尽くされた舞台セットと転換

 

 外部ミュージカルは知りませんが、宝塚歌劇版『エリザベート』の舞台セットと展開は大変見応えがあります。ハプスブルクの紋章や王宮内の舞台セット、その時のキャストに合わせて伝統を保ちながらも新たに手が加えられ、生まれ変わる煌びやかな衣装。

 

 舞台転換も見事なもので一瞬たりとも場面が途切れることがありません。観客は舞台の世界観にどっぷり浸かり続けることが出来るのです。

 

 またエリザベート』といえば鏡。今回の月組公演のポスターでも、鏡越しに触れ合うトートとシシィの姿が描かれていますね。

 

「最後のダンス」で鏡の奥からトートが出てくる場面。ふっと突然何もないところからトートが現れたように錯覚する演出。「鏡の間」でフランツが歌う「私だけに」のリプライズでは、壮大な音楽に包まれ、観客の期待に満ちた視線を一身に受けたシシィの美しい姿が鏡にぼうっと浮かび上がる仕組み。そこからゆったりと階段を降りてくるシシィから目が離せません。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 主演男役が演じるトートは神出鬼没で、いつも「え、そんなところから?!」という場所から登場するので、一見の方が見たらいつの間にかそこにいるトートの存在にかなりドッキリするのでは。

 

ちなみに今回の公演で私は愛希シシィの神々しい美しさに見惚れてしまい、うっかり珠城トートが銀橋でシシィを眺めている姿を思いっきり見逃しました。珠城トートはどんなポーズでシシィを見つめていたのでしょうか。…気になる。

 

歴史ある役に挑むキャストの熱演

 

 『エリザベート』の上演が発表されると次に気になるのはその配役です。さすがにトートはトップスターが演じるものと決まっていますが、シシィ以下のキャストは場合によりけり。その配役予想をするのが私たちファンは大好きです。

 

「○○の役はきっと○○さんよ!」という会話がファンの間で実しやかに囁かれるのです。役のイメージにぴったりなスター様も、意外性を感じさせるスター様も…いったいどのような役作りを見せてくださるのか、非常に楽しみで話題は尽きません。

 

 一方、このようなファンの期待を一身に背負ったスター様のプレッシャーは計り知れません。『エリザベート』は一昨年上演20周年を迎えました。「これまで歴代のスター様方が演じてこられた役を、今度は自分が演じる…」。この責任感を全てのスター様が感じておられるのが伝わってきます。一昨年の宙組大劇場公演『エリザベート』初日で感じた、あの肌を刺すような緊張感は今も忘れられません。

 

 このような大きなプレッシャーに立ち向かいつつ、およそ三ヵ月もの間それぞれの役とどっぷり向かい合うキャストの皆さま。日ごとに進化を重ね、回を追うごとにそれぞれが表現したい登場人物たちの個性が浮き彫りになっていきます。溶けあったり、反発し合ったり。そして千秋楽で完成する唯一無二の『エリザベート。その感動はとてつもなく大きく、とても一言では言い表せません。

 

キャスト別レポ

 

若きトップスターが挑む新たな黄泉の帝王、珠城トート

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 ちょっとパンクな見た目の新しいトート像を作り上げられた月組トップスター珠城りょう様。舞台上に登場された瞬間、黄泉の帝王というより全能の神ゼウスをイメージしていました(笑)。珠城さんのトートは”死”だけではなく森羅万象の全てを掌っていそう。一人別次元から小さな世界を見下ろしている余裕を感じました。

 

 この作品に限ったことではありませんが、ちゃぴちゃん程のスターを包み込むことが出来る男役スターは、今の月組には確かに珠城さん以外いないなと。ちゃぴちゃんの迫力にたった一人対峙出来るあの包容力

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

「私が踊る時」の二人のバチバチ感も良かった!。「最後のダンス」ではこれから「メタル・エリザベート」でも始まるの?!というくらいの激しさ。このナンバーで圧倒されたことは数あれど、こんなにもワクワクしたのは初めの経験でした。

 

10年のキャリアを注ぎ込んだ集大成、愛希シシィ

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 なんといっても”愛希れいか様のシシィ”こそが今回の月組エリザベート』一番の見所だ、と言っても過言ではないくらい、磨き上げられた実力を遺憾無く発揮した月組トップ娘役・愛希れいか様

 

 彼女にとって本公演が宝塚歌劇団の卒業公演となります。近年では一番長期に渡ってトップ娘役を務めてこられたちゃぴちゃん。これまで積み重ねたキャリア全てを注ぎ込んで挑んだ、娘役なら誰もが憧れるシシィ役です。

 

 圧倒的な存在感、貫録すら感じさせる佇まいと、同時に感じる清らかな少女性ちゃぴちゃんにしかで出来ないシシィ像がそこにはありました。終始彼女の表情やお芝居に惹き込まれ、終演後も心が震えて止まりませんでした。最後にこの姿を見ることが出来て本当に良かった。

 

シシィを一途に愛する儚げなプリンス、美弥フランツ

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 月組二番手男役スターの美弥るりか様が演じるのはオーストリー皇帝フランツ・ヨーゼフ一世。皇帝というよりは王子様のようで、どこか儚げな美弥様フランツでした。フランツは生涯シシィからの愛を渇望していますが、確かに美弥様のフランツはシシィの愛無しでは生きて行けなさそうだなぁと。「鏡の間」でのお歌やフィナーレの「愛と死の輪舞」リプライズも、フランツの優しさがにじみ出るような歌い方で非常に良かったです。

 

 一時体調不良による休演というニュースに激震が走りましたが、復活後の美弥様はさらにパワーアップ!。再びフランツを熱演されているという情報を聞いてホッとしています。

 

狡猾な暗殺者をリアルに表現、月城ルキーニ

 

 近年稀にみる美貌の持ち主、月組三番手男役スター月城かなと様が今回、満を持してのルキーニ役に抜擢。シュッとした端正なルックスの月城ルキーニでしたが、人間なのに(?)人間では無いような…いい意味で感情の見えないところがルキーニの狂気的な一面を上手く表しているように感じました。

 

お歌はもちろん文句なし。「キッチュ」の場面やパレードのソロでは劇場中にその美声を響き渡らせておられました。元雪組トップスター壮一帆を彷彿とさせる台詞回しと佇まい。かつては雪組の御曹司だった彼女。育まれてきた雪組男役のDNAもキラリと光っていました。そしてあのスカッと感!。癖になりますね。

 

瑞々しいまでにピュアな皇太子、暁ルドルフ

 

 今回の月組公演『エリザベート』で、皇太子ルドルフ役は役替わりで上演されています。やはりルドルフ役はスターの登竜門。出来るだけ多くのスター様に見せ場を作って欲しいですものね。

 

 私は暁千星様のルドルフの回を観劇しました。ありちゃんのルドルフは、なんというか…とってもピュア。ピュアが服を着て歩いている!という感じ。あまりにも生命力に溢れ、「もう生きるあてもない」と絶望してしまうところでは、思わず「まだ死んだらあかーーーん!!!」と手に汗握ってしまいました…(笑)。

 

死のダンスは流石ですね。優れたバレリーナである技術の高さを見せつけました。バレエ『エリザベート』があれば、ありちゃんこそプリンシパルでしょうね。

 

 それにしても前の宙組公演でもそうでしたが、ルドルフ役のスター様はその時シシィとフランツを演じておられたスター様の子供である、という事が大いに理解できる役作りをされているのが面白いですね。今回のありちゃんルドルフも美弥様フランツの優しげな風貌とプリンス感、特に愛希シシィの自由を求める少年っぽさを引き継いでいるなぁ、と感じました。

 

プラスワン月組エリザベート

 

イケメン過ぎる?!輝月マックスパパ

 

 今回シシィの父親であるマックス公爵を演じておられたのは月組男役スター輝月ゆうま様。シシィを演じるちゃぴちゃん、ルキーニ役の月城さんと同じ95期生です。同期親子なんですね!

 

これまでマックスといえば専科のベテランスター様が多く演じてこられた役。輝月さんのマックスは一体どうなるのか……結論、めちゃめちゃイケメンでした!!!(笑)

 

 若々しいながらも落ち着いた安定感のあるお芝居。なんともいえない色気があり、マックスパパは女性にモテるだろうなぁと。そもそも娘にあんなウィンクをさらっと飛ばしていくお父さんいます?!(笑)。あのウィンクには客席で観ているこちらの方が被弾しました(汗)。

 

 自由を愛し、大事な場面でも窮屈に感じるとするりと逃げ出してしまう。趣味に熱心で、いつも遠くを見ているような輝月さんのマックス像に、ちゃぴちゃんシシィとの親子らしさを確かに感じました。この親にしてこの子あり、っていうやつ。それにしてもちゃぴちゃんの少女時代のシシィは活発で良かった。綱渡りしても渡り切っちゃいそうだもんなぁ(落ちるけど)。

 

美しき月組組長の最後の挑戦

 

 ちゃぴちゃんと同じく今回の公演がサヨナラ公演となる月組組長・憧花ゆりの様。演じておられるのは太后ゾフィーです。納得の配役。憧花さんのゾフィー厳格という言葉が一番ぴったりなイメージ。シシィを皇后として更生しようと頭を抱える姑の姿が見てとれました。大胆なアーチを描く眉が印象的。フィナーレでは普通の眉メイクで、ただただ美女でした。

 

二番手娘役の新境地

 

 月組娘役スター海乃美月様のヴィンディッシュ嬢。二番手娘役と言えるほど実力も人気も高い彼女の配役が発表された時は大変驚きましたが、実際に演技を拝見して納得しました。海乃さんのヴィンディッシュ嬢は気が振れているというにはあまりにも清らか。彼女は確かにこの小さな王国(病室)の皇后なのだと感じました。ちゃぴちゃんシシィに抱きしめられ、その腕の隙間から覗いた瞳が忘れられません。

 

見応え抜群のフィナーレ

 

 『エリザベート』はフランツ役者さんの「愛と死の輪舞」リプライズから全員総出のパレードまで、名曲をアレンジしたフィナーレナンバーの数々が魅力です。

 

 まずトップスター(トート)と大勢の娘役さんとの「私が踊る時」のナンバー。ダークグリーンのお衣裳で統一され、アダルティな雰囲気。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 珠城さんは海乃さんや憧花さん、そして次期トップ娘役が決定している美園さくら様らと濃厚な絡みを披露。なんだか「トート閣下と喜び組を見ているようでした…ドキドキ。その後の男役さんの群舞も「これぞエリザベート!」という感じでワクワクしながら拝見しました。

 

 最後は珠城さんとちゃぴちゃんによるラストデュエダン。ちゃぴちゃんはサヨナラ公演らしく真っ白なドレスで登場。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

いつものアクロバティックな振りを期待していましたが、それはありませんでした。代わりにひとつひとつのフリをお二人が丁寧に、大切に踊っておられるように見受けられました。ラストデュエットダンスはそのまま二人の軌跡。たまちゃぴ最高です!!!

 

 

 早いもので宝塚大劇場公演の千秋楽が明日に迫っています。台風の接近による休演が心配。どうかキャストの皆様にとっても見守るファンの皆様にとっても悔いの残らないベストな状態で、素晴らしい千秋楽公演を迎えられますように

 

 

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