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雪組『ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』を観てきました

新・雪組トップコンビお披露目公演

 2017年11月10日から12月15日まで宝塚大劇場で、2018年1月2日から2月11日まで東京宝塚劇場で上演されていた雪組公演、ミュージカル『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』/ショースペクタキュラ―『SUPER VOYAGER!』の千秋楽ライブ・ビューイングを観てきました。

 

 11月20日のMY初日の後12月8日に再度観劇し、今回のライブビューイングが三度目の観劇となりました。

 

 こちらは新雪組トップコンビお披露目公演中の宝塚大劇場、キャトルレーブのショーウィンドーです。


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望海さんカラー一色!。この時を待っていました!。トップスター就任、本当におめでとうございます!

 


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ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』って?

 

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ポスター | 雪組公演 『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』『SUPER VOYAGER!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

STORY

  フランスの片田舎アルトワ州アラスに生まれたロベスピエールは、幼くして母親を亡くし、その後弁護士であった父親も失踪、パリのルイ・ルグラン学院へと預けられる。同じ道を歩めばいつか父と再会出来るかもしれない…そんな思いを胸に勉学に励み弁護士となった彼は、故郷の街で素朴な人々の平穏な暮らしの尊さ、そして弱さを感じ、彼らの暮らしを守る事が使命だと政治家に転身、パリの街で革命に身を投じることになる。

 

 ジャコバン派に属し、時を経て革命の指導者となったロベスピエール。フランスは共和国となり、1793年国王ルイ16世は処刑された。フランスを新しい時代へと導いたロベスピエールに人々は熱狂し、いつしか彼は”革命そのもの”だと称されるようになる。

 

 だが一方で、貴族に生まれたという事だけで、愛する家族や恋人を奪われ、人生を狂わされた”革命の犠牲者”も少なくなかった。その一人、マリー=アンヌ、革命への復讐心ゆえに”革命そのもの”であるロベスピエールを暗殺する…彼女はその目的を果たす為にパリの街で機を窺っていた…。

 

 サンキュロット(下層市民)が支持するジャコバン党議員が集う「ジャコバン・クラブ」。ロベスピエールは、志を一つに革命を推し進めてきた仲間であるジョルジュ・ジャック・ダントンやカミーユ・デムーランらと、これからも共に戦い抜こうと語り合う。革命の理想に突き進んでいくロベスピエール。しかし、主にブルジョワジーを支持母体とするジロンド派等反対勢力の台頭、国王処刑をきっかけとした諸外国の宣戦布告等により、革命政府は混乱し、危機に瀕していた。ロベスピエールが求める”革命の理想”は崩れゆかんとしていたのだ。

 

 そんな中、ロベスピエールジロンド派の議員を反革命の容疑で逮捕する。更にダントンが私欲の為にジロンド派と通じ、共和国を裏切ったと側近のサン=ジュストから聞かされたロベスピエールは、理想よりも現実を見るべきだと訴えるダントンを辞職に追い込むのだった。

 

 革命が達成されれば理想にたどり着くはずだーーー”革命”に取り憑かれたロベスピエールは、恐怖によって革命を導くのだと「恐怖政治」を宣言。自身の理想に反する者を次々と静粛していく…。

 

 革命の理想に燃え、そして自らもまたその炎に焼かれた男ーーー革命家、マクシミリアン・ロベスピエールの物語。

 

ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』公演プログラムより

 

マクシミリアン・ロベスピエール望海風斗

マリー=アンヌ…真彩希帆

ジョルジュ・ジャック・ダントン…彩風咲奈

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

タレーラン・ペリゴール…夏美よう

カミーユ・デムーラン…沙央くらま

マノン・ロラン夫人…彩凪翔

ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト…朝美絢

 

 自らの理想に呑まれた男の末路

 

 フランス革命ーーー『ベルサイユのばら』や『1789』など、宝塚歌劇で幾度となく題材とされてきた時代です。本作で主人公として取り上げられているのは革命家、マクシミリアン・ロベスピエール。彼の人となりは清廉潔白、質素堅実。素朴で温かい理想を掲げていたはずの彼がいかにして独裁者と呼ばれ市民に恐れられる人物となってしまったのか…。

 

本作ではロベスピエールの心情に寄り添いながら、彼の生い立ちから政治家を目指した経緯、彼が掲げた理想、そして自らの理想に呑まれ無念にも断頭台に散りゆくまでの流れが丁寧に描かれています。

 

フランク・ワイルドホーン氏全曲提供の話題作

 

写真

 

「私の作る曲は必ずしも歌いやすいものばかりではなく、また、歌うにあたり私はアーティストに多くのことを要求します。それは技術面だけではなく、自分をさらけ出してほしいということ、つまり素直であってほしいということです。望海さん、真彩さんの実直な歌を耳にして聞こえてきたのは、“シンプルな真実”でした。私の作る音楽は、その真実から生まれるものです。音楽には、愛と同じく国境がありませんから、私が音楽を作る時の感情や情熱を同じように感じとってもらいパフォーマンスにつなげていただければ、きっと成功につながると考えています。


また、素晴らしい歌手であるお二人にはぜひ“チャレンジ”をしてほしいと思っています。自分自身が心地よく感じるところ、安心に感じるところにとどまるのではなく、大胆に挑戦して、これまで自分が到達したことのないところまで辿りついてもらいたいです。宝塚歌劇団のこれからの100年に向けて、素晴らしい冒険をご一緒させていただけることを楽しみにしております。」  

 

ひかりふる路』制作発表会 作曲家インタビューより

 

 作曲家フランク・ワイルドホーン氏が『ひかりふる路』の楽曲を手掛けることになったというニュースは、歌唱力に定評のある望海風斗&真彩希帆の新雪組トップコンビお披露目公演にふさわしいビッグニュースでした。いずれも名曲揃いで、物語と共にいつまでも心に残ります。

 

生田先生の愛が詰まった贈り物

 

 本作品の脚本・演出は生田大和先生。生田先生が「控えめに言って「大好きな役者」である」という望海さんと、望海さん率いる新生雪組のために書き下ろした物語には、その随所随所に生田先生の愛を感じます。

 

最大の魅力と武器は役の感情を拡大化することが出来るエモーショナルな歌唱力であるが、それと同等に硬軟、黒白自在な演技力も魅力的である望海の辿る路がひかりに包まれたものである事を願い、タイトルを「ひかりふる路」とした。

 

ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』公演プログラムより

 

 望海さんが下級生の頃から、舞台人としての彼女の本質的な魅力を見知っている生田先生。一時間半という尺の中に望海さんの魅力を余すことなく詰め込んで…この『ひかりふる路』という作品は先生からの愛がたっぷり詰まった贈り物のように感じました。

 

真実の姿に涙する ~新しいロベスピエールの物語~

 

 数多の資料に残る革命家ロベスピエールについての記述。冷酷な独裁者となり、最後は自らも断頭台の塵となった憐れな男。…果たして、それは真実か…?。

 

 生田先生はロベスピエールを特別な人間などではなく、真面目で素朴な一人の男として描かれました。家族や仲間を愛し、自らの理想を実現させて国民を守ろうとしたロベスピエールは、決して血も涙もない冷酷な人間などではなく誰よりも人々の幸せを祈っていた心優しい青年であった、と。それが真実かどうかは誰にもわからないことですが、もしかしたら彼もまた”革命の犠牲者”であったのかもしれません。

 

雪組新トップコンビによる迫真の演技

 

望海ロベスピエール 真面目さゆえに追い詰められていく様を熱演

 

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http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hikarifurumichi/gallery.html

 

 私は望海さんの”白い”お芝居が好きです。素の望海さんの面影を感じる事が出来るのですごく得をした気持ちになります(笑)。

 

 邪心の無い屈託のない笑顔、理想に燃える真っ直ぐな心、戸惑いに揺れる瞳…。望海さんはロベスピエール穏やかな優しさと不器用さ、いささか頑固すぎるけれど真面目な性格を上手く表現されていました。歌声の素晴らしさは言わずもがな。台詞よりも雄弁に、ロベスピエールの心情を語っていました。

 

 またその真面目さゆえに追い詰められ、窮地に陥ったロベスピエールの狂気の表情はさすが望海さん、といったところでしょうか。メイクもお衣装も何も変わっていないのに、別人のようにガラリと変わる瞳の色が印象的でした。

 

真彩マリー=アンヌ 架空の美しき暗殺者

 

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http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hikarifurumichi/gallery.html

 

 家族と恋人を殺され”革命そのもの”であるロベスピエールの命を狙うマリー=アンヌ。彼女は光に包まれているロベスピエールの傍では影に潜み、ロベスピエールが闇に呑まれると日の当たる場所から彼に手を差し伸べようとする。生田先生曰く”光と影を併せ持つ”マリー=アンヌというキャラクターは、貴族と平民という以外にもロベスピエールとは常に対極にいる存在なのです。

 

 対極でいる為には相手役に寄り添うのではなく、一個人として確立していなくてはなりません。トップスターに華を添えるだけでは足りないのです。エネルギーに満ち溢れ、卓越した歌唱力と演技力を持つ希帆ちゃんだからこそ、マリー=アンヌを演じ切ることが出来たのだと思います。

 

 東京公演の後半は喉の不調が不安視されていましたが、千秋楽公演を拝見した限りでは心配する箇所はどこにもありませんでした。誤った道に進むロベスピエールを止めようとする場面の「愛した人を殺すなんて出来ないわ…!」という悲痛な叫びは観ているだけで震え上がるほどの迫力がありました。

 

 それにしてもお披露目公演でトップスターと互角に立ち回るトップ娘役とは……凄い。ロベスピエールにナイフを突き付ける姿も凛々しくて格好良かったです。

 

作中で描かれる、様々な愛のかたち

 本作ではたくさんのキャラクターたちが登場しますが、各々が単体で目立っているのではなく、友愛、夫婦愛、家族愛などを通して結びついている登場人物たちの繋がりが丁寧に描かれています。物語の随所に散りばめられた様々な愛のかたちに涙する…。生田作品の特徴でもありますね。全部は書ききれないのですが一部をご紹介したいと思います。

 

ロベスピエールとマリー=アンヌ

 

 ロベスピエールとマリー=アンヌは平民と貴族であり、革命の指導者と革命の犠牲者でもあります。革命が起こらなければ出逢う事もなかった二人

 

 当初はロベスピエールを憎んでいたマリー=アンヌでしたが、彼の人となりや意外にも素朴で温かい彼の理想に触れ考えを改めていきます。次第に惹かれあっていく二人が穏やかに微笑みあう場面は、怒涛の革命期であることを忘れてしまうくらい温かい空気に包まれていました。

 

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http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hikarifurumichi/gallery.html

 

 徐々に追い詰められ我を失っていくロベスピエールでしたが、最後まで彼の心の中にあったのは、清らかな理想の世界と愛するマリー=アンヌの存在。それだけが彼の心の支えだったのですね。彼女を永遠に失う事になると悟ったロベスピエールの叫びが彼の愛の深さを物語っていました。

 

辿り着いた先に君がいないのなら

一人生きる意味など何も残されていない…

 

ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』より

 

 

ロベスピエールとダントン

 

 ロベスピエールとダントンの二人は革命を共に生きた親友同士。ですが考え方の食い違いで二人の仲は決裂します。それでも間違った方向へ突き進む友を、身を挺して説得しようとするダントンの姿には死を恐れる様子は微塵も感じられず、ただただ唯一無二の友の身を心から案じているのがわかりました。

 

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http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hikarifurumichi/gallery.html

 

 微笑みを残して断頭台に消えたダントンからはロベスピエールへの恨みは全く感じませんでした。彼は「仕方のない奴だ」と呆れ半分で、頑固で不器用でどうしようもないけれども大切な友を助けることが出来なかったことだけを最後まで悔やんでいたように思います。

 

 もしも死後の世界で二人が再会したとしたら…。ダントンは「そんなしけた顔するんじゃねーよ」なんて言いながら、豪快に笑ってロベスピエールの肩を抱くのではないか…。そんな想像が広がりました。

 

ロベスピエールとサン=ジュスト

 

 ロベスピエールの側近、ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト。本作ではロベスピエールの清らかさとリーダー的素質に陶酔していくサン=ジュストの姿が強調して描かれていたのが印象的でした。

 

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ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』NOW ON STAGE より

 

 「革命の大天使」と呼ばれた若い美青年は、終始何かに取り憑かれているような表情でロベスピエールを闇の世界に手招きます。ロベスピエールが温かい理想を抱いていたのと同じように、サン=ジュストにもある種の理想の世界があったのでしょう。

 

 魅惑的な眼差しと発言で人の目を眩ましてしまうサン=ジュスは妄信的にロベスピエールを崇拝しているようですが、最終的には主君すら自分が創り上げたレールに乗せてしまう危険な男でもありました。ロベスピエールの前に彼が現れなければ歴史は変わっていたかもしれません。

 

ダントン夫妻とデムーラン夫妻

 

 ロベスピエールは生涯独り身でしたが、彼の友人ダントンとデムーランには愛する妻の存在がありました。喧嘩っぱやくそれでいて誰よりも心優しいダントンの妻はガブリエル。調子のいい夫にガツンと言い返したりするやや気の強そうな女性ですが、深く大きな愛情で夫を包み、ダントンが唯一甘えられる存在でもありました。

 

そんなガブリエルですが病に倒れ、夫を残して天国へと旅立ってしまいます。ガブリエルの亡骸に覆いかぶさり「お願いだ、目を開けてくれ」と泣き縋るダントンの姿には胸が締め付けられました。更に東京公演では「一人にしないでくれ…」というセリフが加わっていて、心の拠り所を失ったダントンの哀しみが深く伝わりました。

 

  一方、穏やかで気の優しいデムーランの妻はリュシル。可憐で愛らしい風貌の中に献身的に夫を支える頼もしい妻の姿がありました。積極的に夫の前に立ったりはしないけれど、デムーランの背中をそっと、でも力強く支えている姿が印象に残りました。

 

最後はデムーランと共に処刑される彼女ですが、怯えることなく夫の傍にしゃんと立ち前を見据える姿は清々しく、理想的な妻の姿そのものでした。そんな妻と一緒だから、最後までデムーランは穏やかな微笑みを絶やさずいられたのかもしれません。

 

 またデムーラン夫妻はいつも手を取り合って共に行動していて、小柄な二人がちょこちょこ舞台上を駆けている姿にはほっこりしました。

 

ロベスピエールとマリー=アンヌ その愛だけが真実

 革命の夢破れたロベスピエールは牢獄に入れられ翌日の処刑を待ちます。彼はそこで愛するマリー=アンヌと再会するのですが、「自分が憎いか」「自分への愛は偽りだったのか」と自嘲気味にマリー=アンヌに問うロベスピエールが切ない。そんなロベスピエールを真っ直ぐ見つめながら「憎い」「だがそれと同じくらい愛している」と訴えるマリー=アンヌの姿には涙を誘われます。

 

愚かよね、殺す為に近づいたのに。私はあなたを愛してしまった。

…今も愛してる。でも、同じように殺したい!

 

ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』より

 

 あの時感じた二人の愛は幻などではなかったのですね。二人は確かに愛し合っていたし、ロベスピエールが抱いていた理想は間違いなくマリー=アンヌの心を希望で照らしたのでした。

 

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http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/hikarifurumichi/gallery.html

 

 牢獄から解放されるマリー=アンヌの背中を優しく押して新しい世界へ送り出し、自らも光溢れる路へ旅立っていくロベスピエールの後姿が忘れられません。

 

 

 

 

 

 

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メモリアル オブ 朝夏まなと様 宙の太陽まぁ様の軌跡を振り返る④

花組男役スターの中核メンバーに

 2009年5月に全国ツアー公演『哀しみのコルドバ』/『Red Hot Sea』から帰ってこられたまぁ様は、7月になるとすぐ梅田芸術劇場メインホール公演『ME AND MY GIRL』に出演されました。この公演では大先輩の上級生壮一帆音羽麗様に混ざって役替わりで2役に挑戦、それも初の娘役!。お稽古期間も短く大変でしたでしょうが、まぁ様のジャッキーは可愛くて可愛くて今もDVDを何度も繰り返して観てしまいます。

 

 同年の大劇場公演『外伝ベルサイユのばら-アンドレ編-』はその後4度携わることとなる『ベルサイユのばら』シリーズの序章となり、同公演のショー『EXCITER!!』では後にトップコンビとなる実咲凜音様(当時研究科一年)と初めてタッグを組まれました。

 

2010年は二本のバウホール公演で主演(その内のひとつ『CODE HERO』のヒロインはみりおんちゃんでした)。2011年の真飛聖の退団公演『愛のプレリュード』/『Le Paradis!!』の合間にはゆうさんのラストディナーショー『For YOU』にも出演されました。

 

 花組男役の顔となる中心メンバーに位置するようになられたまぁ様を振り返りたいと思います。

 

 まぁ様年表 その③

 

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初の娘役!『ME AND MY GIRL』

 『ME AND MY GIRL』は1937年にイギリス・ロンドンで初演されて以来繰り返し上演されてきた人気のUCCミュージカルです。まぁ様はマリア侯爵夫人の娘ジャクリーン(ジャッキー)役とジャッキーの婚約者で典型的なおぼっちゃま気質のジェラルド役の二役を役替わりで演じられました。

 

 ヒロインの恋敵ジャッキーは、これまでも路線の男役スターが多く演じてこられた大役です。周りの皆さんより幾分おっきいけれども最高に可愛い♡まぁ様がジャッキー役に抜擢されるのはさして不思議ではないのですが、驚いたのは当時の花組二番手男役スターだった壮一帆様とのwキャストだったこと!。

 

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http://mora.jp/topics/takarazuka/20170724/

 

もう一つの役ジェラルドも当時の花組三番手だった愛音羽麗様とのWキャスト。研究科8年だったまぁ様は5期、6期も上級生の大先輩と同じ役を役替わりされていたのです。凄い!。

 

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http://mora.jp/topics/takarazuka/20170724/

 

 それにしてもまぁ様のジャッキーは何度言っても足りないくらい、本当にとってもとっても可愛いです。「まぁ様が可愛い」という事だけで余裕で1万文字くらいの論文が書きあがるくらい可愛いです。ジャッキーは気が強くて意地悪だって言うのですが、あまりにもチャーミングなので全く腹が立たない!(笑)。

 

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http://mora.jp/topics/takarazuka/20170724/

 

怒ってそっぽを向いたり、無邪気にビルに抱きついたりするのも可愛いですし、くるくる変わる表情は見ているだけで笑顔になってしまいます。まぁ様はスレンダーで背が高いので、ミモレ丈のスカートや水色のロングガウンがよくお似合いで素敵でした♡。

 

 ジェラルドも”おっとりしたおぼっちゃま”が板についていてハマり役でしたし、何より隣に超強そうな(笑)壮さんジャッキーがおられるので、その迫力にやや負けているところがまたジェラルドそのものでした。

 

 余談ですが、ジャッキーが怒ってビルに平手打ちする場面。まぁ様ジャッキーはパチンッ!という感じの可愛い平手打ちだったのですが、壮さんジャッキーは一応平手ではあるものの”グーで殴った”くらいの迫力があってちょっと面白かったです(笑)。

 

実咲凜音様との出会い

 2009年『EXCITER!!』では後の相手役である実咲凜音様との運命的な出会いがありました。深い信頼関係で結ばれた幼馴染コンビの原点です。

 

まぁみりの軌跡についてはこちらの記事へ

 

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 『BUND NEON 上海』バウホール公演単独初主演

 

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TAKARAZUKA REVUE 公演案内

 

 2010年、まぁ様は二本のバウホール公演に出演され、いずれも主演を務められました。一つ目は『BUND NEON 上海 -深緋の嘆きの河(コキュートス)-』。2008年上演の『蒼いくちづけ』は真野すがた様とのW主演でしたので、本作がまぁ様のバウホール公演単独初主演作となります。この公演の脚本・演出は生田大和先生です。まぁ様のトップスター就任後二作目の大劇場公演Shakespeare~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』も生田先生の脚本・演出。生田先生はまぁ様にとってご縁のある先生の一人ですが、この『BUND NEON 上海』が生田先生のデビュー作品なのです。

 

 壮大な世界観を繰り拡げる一方で人と人との繋がりが温かく、丁寧に描かれている…。私が思う、生田作品の印象です。この『BUND NEON 上海』も多聞に漏れず、登場人物たちがお互いに影響し合って変わっていく細やかな心情が描かれています。

 

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『MANATO ASAKA Special DVD BOX』より

 

  この公演における二番手の役は望海風斗様演じる劉衛強ですが、まぁ様演じるクリストファーが白であればあるほど望海さんが劉の黒い部分を強く押し出していて、お二人のカラーの対比が印象的でした。

 

『CODE HERO』東上公演初主演

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『CODE HERO/コード・ヒーロー』 | 花組 | 日本青年館大ホール | 宝塚歌劇 | 公式HP

 

 もう一つの主演作は『CODE HERO』。『BUND NEON 上海』と同じサスペンス・ミュージカルですが、クリストファーが落ち着いた大人の男性であったのに対して『CODE HERO』のジャスティン・ブルースは胸の内の熱さが全身に迸っているようなキャラクターでした。

 

 本作も二番手ポジションは望海さん。そしてヒロインは…待っていました我らがみりおんちゃんです。本作はバウホール公演の後日本青年館でも上演されましたので、まぁ様にとって初の東上公演主演作となりました。

 

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『MANATO ASAKA Special DVD BOX』より

 

まぁ様の葛藤を垣間見る

 『BUND NEON 上海』と『CODE HERO』、一年に二本もバウホール主演に抜擢されるなんて事はなかなかありません。まぁ様にはそれだけの才能と魅力があり、おおいに期待されていたことの証でしょう。ですが後にまぁ様が当時を振り返って語っておられた話によると、この2010年はまぁ様にとって飛躍の年であったと同時に多大なプレッシャーとの闘いの年でもあったようです。

 

花組時代は次から次に壁にぶつかる感じでした。実力が追いついていないのに、ありがたいことに役をいただき、プレッシャーで悩んだこともありました」

 

 バウ公演に2度主演した2010年は、特にしんどかった。

 

「でも、もうそうなると自分だけの責任ではなく、周りの人に迷惑をかけるので、やるしかない。

 

でもそれを乗り越えたからこそ、精神面でも舞台面でも成長できましたし、どんな逆境にも耐えられるようになったのかな」

 

VISA誌「all that Takarazuka ~進化する宙組を牽引する魅惑の新トップスター。~」 より

 

 

「その時に感じた不甲斐なさとかが自分のバイタリティーとかエネルギーになったなと今は思っています」

 

朝夏まなとサヨナラ特別番組「Exciting! “A”」より

 

 基本人前で弱音を吐くことのないまぁ様がはっきり「不甲斐なかった」「プレッシャーに悩んだ」などと仰るという事は、相当に苦しい時期だったのかもしれません。もう全部投げ出してやめてしまいたい、と思われたことも一度や二度ではないのかも…。

 

それでもこうして意識をプラスに変え、日々進化を掲げて前に進んできてくださったこと卒業するその日までたくさんの笑顔と幸せを与え続けてくださった事に、感謝しなくてはなりませんね。

 

『あさかのまさか?!~まぁびっくり~』歌劇初連載

 しんみりしてしまったので少しほっこりする話題を。2010年発行の『歌劇』1月号~3月号に、まぁ様の「えと文」が掲載されました。「えと文」とは各組のスター様が三か月に渡って公演の裏話やエピソードを紹介してくださる(文章はスター様ご本人が執筆)『歌劇』人気のコーナーです。

 

 
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 「あさかのまさか?!~まぁびっくり~」とは、まぁ様が担当された「えと文」のタイトルです。大抵のスター様が芸名をもじった題名を付けられるのですが、副題の「まぁびっくり」は考えたものです。可愛すぎます。ちなみに題名はまぁ様ではなく90期生がみんなで考えてくれたそう。題名の他、挿絵も全部同期生や下級生が書いてくれたとのことで、そんなところからもまぁ様の人望が伺えますね。

 

 ちょうど『BUND NEON 上海』の公演中~大劇場公演『虞美人』のお稽古期間に書かれたものらしい、まぁ様の「えと文」。終始元気いっぱいの明るい文章で綴られており、第一回目は『BUND NEON 上海』にちなんで実際に上海へ行った事や、お衣装、ポスターについてのエピソードを紹介されていました。その他は娘役ちゃんのチャイナドレスが可愛い、とか(笑)。

 

 第二回目はもう一方の花組公演『相棒』を観劇したというお話(楽屋で久しぶりにゆうさんにお会いした♡と、嬉しそうなまぁ様)や、『BUND NEON 上海』の舞台稽古でのハプニングのお話。

 

 第三回目は『BUND NEON 上海』の公演が無事に千秋楽を終えられたことへのお礼と、次の大劇場公演『虞美人』のお稽古に入ったというお話。『虞美人』は当時の花組トップ娘役であり、まぁ様とは同期生の桜乃彩音の退団公演ということで、彩音ちゃんにいろいろとインタビューされていました。

 

 ご自身のインタビューでの受け答えを見ていても、筋道の通った話し方をされるまぁ様は”頭の回転が速い人”という印象があります。まぁ様は求められることを的確に話し、不必要なことは言わない。それでいてユーモアのある朗らかな話し方をされます。それは文章にしても同じことで、全体的に読みやすくまとまっており「まぁ様は文才もあるのだなぁ…」と、またまた感心してしまいました。

 

 また寅年ということで虎の着ぐるみを被ったまぁ様のお写真が、各回に異なるポーズで掲載されていました。これがまたあまりにも可愛くて可愛くて…♡。バックナンバーまで探して取り寄せたことを覚えています。

 

『personal book 2010  vol.5 朝夏まなと』発売

 さらに2010年にはまぁ様のファーストフォトブックでもある『personal book』が発売されました。

 

 

 カッコいいスナイパーから始まり、花組娘役スター桜咲彩花様(with わんこ)との屋外デートや『うたかたの恋』のルドルフ、『ファントム』のエリックという憧れの役に扮したショットなどが掲載されています。過去の舞台写真や音楽学校時代、小さい頃のお写真なども。写真だけでなくたくさんのインタビューや演出家谷先生との対談も載っており、ファン必買の一冊です。

 

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『personal book 2010  vol.5朝夏まなと』より

 

 付属のDVDでは写真集撮影の裏側やOFFショットなどが見られます。クールにポーズをキメていたかと思えば大笑いしてベッドに倒れ込んだりする、可愛いまぁ様の様々な表情を追うことが出来ます。これだけ盛り沢山な内容で2000円もしないなんて!安い!(笑)。

 

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『personal book 2010  vol.5朝夏まなと』より

 

あ、この写真暫く待ち受けにしていたなぁ~。懐かしいです♡。

 

 

 

 

その⑤に続きます!

 

 

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メモリアル オブ 朝夏まなと様 宙の太陽まぁ様の軌跡を振り返る③

バウホール公演初主演~新人公演卒業

 2008年に春野寿美礼様がご卒業され新たに花組トップスターに就任されたのが、2005年に星組から花組へ組替えしてこられた真飛聖です。ゆうさんを中心に新生花組がスタートしました。

 

同年、まぁ様は新生花組として最初の公演であるバウホール公演『蒼いくちづけ』で主演を務められ、さらにゆうさんの大劇場お披露目公演『愛と死のアラビア』新人公演では自身四度目となる主演に選ばれるなど…まぁ様の抜擢はこの後も続き、花組の若手男役スターとして確固たる地位を築いていかれるのでした。

 

まぁ様年表 その②

 

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バウホール公演初主演!

 いつかまぁ様が”好きだった役”に挙げておられた、バウホール公演『蒼いくちづけ-ドラキュラ伯爵の恋-』のドラキュラ伯爵。記念すべきまぁ様のバウホール初主演のお役です。本公演は元花組男役スター真野すがた様とのWキャストで上演されました。ミュージカル界の巨匠・小池修一郎大先生が脚本・演出を担当されたこの作品はシリアスな一幕とコミカルな二幕で綴られており、最後までワクワクして観ることが出来る、私も大好きな作品です!。

 

まぁ様の”瞳”が忘れられない

 

 『蒼いくちづけ』は物語の面白さもそうなのですが、なんといってもまぁ様の魅力をたっぷり堪能出来るということが大好きな作品に選ぶ最大の理由です。

 

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「美しい。本当に美しい…。

この世のあらゆる女の中で…いや、古今東西私が出会った全ての女のなかで一番美しい…」

 

花組バウホール公演『蒼いくちづけ』より

 

 ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』に沿った展開で物語が進んでいく一幕は、まぁ様の”人ならざる者の美しさ”に息を飲みます。なかでもやはり印象的なのはその”瞳”で、ルーシーに恋焦がれる瞳、憎悪の炎が過る瞳、驚きと悲しみの瞳…など、この頃からまぁ様の瞳は見る者の心を惹きつけていたのだと改めて思います。

 

目力が強い、というのとはまた違うのですよね。その時々に鮮やかに表情を変える瞳に、気が付いたら深く引き込まれている…そんな感じです。そういえば”まぁ様の伏し目は世界一美しい!”と実感したのもこの作品が最初だったかもしれません。月光に青白く浮かび上がる姿も妖艶で美しかったですし、そう、真紅の裏地のドラキュラマント(笑)もとてもお似合いでした♡。

 

コメディセンスが急上昇!

 

 一幕とは打って変わって小池先生の完全オリジナルな二幕は、主人公こそ変わらないものの一気にコメディなお話に。現代に蘇ったドラキュラ伯爵がルーシーの子孫やその周りの人々に思いっきり調子を狂わされつつも、新たな愛を育み実らせるというストーリーなのですが、まぁ様は細やかなお芝居で笑いを取っておられ、思わず親近感が沸いてしまうなんとも可愛らしい(でもカッコいい)ドラキュラ伯爵を演じておられました。

 

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「ご挨拶だな。しかもそっくりだ」

「……ありがとう」

 

花組バウホール公演『蒼いくちづけ』より

 

 この作品でまぁ様のコメディセンスは飛躍的に上昇したと思われます。後にかの浅田次郎先生に「素晴らしかったと100回言わせてください。朝夏さんのコメディセンスは素晴らしかった」とまで言わしめたトップスター朝夏まなと様の基盤はここで築かれたわけですね。なるほど。

 

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「親戚の、おじさんだよ!」

「…お、じさん…っ???!!!」

 

花組バウホール公演『蒼いくちづけ』より

 

 もちろん笑わせるだけでなく締めるところは締めておられて、場数を踏んでおられるだけある堂々とした立ち居振る舞いには安定感すら感じました。

 

変わらない志と姿勢

 

 フィナーレでは得意のダンスも披露され、ヒロインの元花組娘役スター月野姫花様とのデュエットダンスも素敵です。真っ白の燕尾をさらりと着こなすところもまぁ様の魅力のひとつ。

 

 最後のご挨拶ではやや緊張が見られましたが、挨拶の中で仰っていた「日々進化」というお言葉にハッとさせられました。それはまぁ様がご卒業されるその日まで掲げておられた舞台人としての志であり、貫き通された姿勢です。その変わらない姿に改めて感銘を受けました。

 

 初日から今日まで日々進化するという目標を立てて努めて参りました。毎日主演を努めさせて頂けることの大変さ、難しさを実感しながらも出演者やスタッフの皆さんの優しさそして、お客様の暖かさに支えられて今日の日を迎えられたと思います。

 

 私は、『蒼いくちづけ』という作品に出会う事が出来、ドラキュラ伯爵という魅力的な役にも出会うことが出来、そしてこのメンバーでこの公演を出来たことが、ほんっとうに幸せで、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 

花組バウホール公演『蒼いくちづけ』千秋楽より

 

 「このメンバーで」というところで周りにいる組子の皆さまを包むように両腕を広げて微笑んでおられるお姿は温かく愛に溢れていて、その姿は間違いなく真ん中に立つべき人のそれでした。まぁ様のご挨拶は現役中何度も拝見しましたが、彼女の笑顔いっぱいの挨拶が本当に本当に大好きでした。

 

新人公演卒業

 まぁ様の最後の新人公演となったのが花組公演太王四神記です。本役はチュムチというシム部族の若者(実は白虎の守り主)の役でした。チュムチは喧嘩っぱやく血の気の多い、でも憎めない可愛らしさのある青年です。恋人タルビを照れくさそうに紹介する時の表情や、彼女を軽々お姫様抱っこしてしまう姿にキュン♡。

 

 また、まぁ様は作品の冒頭では四神の一、白虎も演じておられました。登場場面は少しだけなのですが、神気を漂わせるような清廉さを感じる表情にまたしても目が釘付けになりました。

 

 通算11回目の新人公演。うち主演は4回。そんなまぁ様の最後の新人公演のお役は元雪組トップスター壮一帆が本役を演じる悪役・大長老プルキルでした。

 

 溌剌とした発声とスケールの大きいお芝居が魅力の壮さんの影響を受けてか、存在感のあるまぁ様の舞台姿。もはや非の打ちどころもない…と思いますが、宝塚最後のお茶会でまぁ様がこの時のことをお話されていた時に「長いつけ爪を着けていて、舞台に出る度に爪を落っことしていた」と微笑ましいエピソードも教えてくださいました。

 

チャラいまぁ様を発見!

 「チャラ男」といえば元宙組男役スターの某・蓮水ゆうや様が付けたまぁ様の代名詞ですが(笑)、そこにマイナスな意味は一切なく、常に周りをよく見て皆を気に掛けておられたまぁ様の人となりを面白おかしく表現したいわばちー様の愛情表現。それがすっかり定着してしまい最後の最後まで「チャラい」と言われ続けていたまぁ様でしたが(笑)、花組全国ツアー公演『哀しみのコルドバでまぁ様が演じておられたバシリオという役が言葉通りにチャラかったので(笑)ここに紹介しておこうと思います。

 

女の子にモテモテ♡

 

 まぁ様演じるバシリオは物語の主人公エリオと同じ闘牛士。エリオの弟分アルバロのさらに弟分?といったところでしょうか。そんなアルバロさん、闘牛前夜にファンの女の子たちを口説く場面があるのですが、それがとっても手馴れていて、さらにものすごく説得力があって、なんだかとっても可笑しいのです。絶対中の人出てる(笑)。

 

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「可愛いお嬢さん方、俺、バシリオってんだ。夜8時、ここで会おうね!」

 

花組全国ツアー公演『哀しみのコルドバ』より

 

「8時ね!」とウキウキな女の子に「きっとだよ~~~」と大きく手を振るバシリオさんのテキトー具合(笑)。ちなみに上の写真はアンフェリータに「バシリオ、また」と呆れ半分に見咎められて、慌てて振り返るバシリオさんの図です(笑)。

 

このチャラくて(笑)でもとってもカッコいいまぁ様バシリオがいつでも観られるように!と思ってDVDも買ったのでした、そういえば。

 

 

④に続きます!

 

 

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メモリアル オブ 朝夏まなと様 番外編① 瑠風輝様に見るまぁ様との共通点

 まぁ様のメモリアル記事を作成する過程でまぁ様の新人公演時代を振り返っていると、あることに気が付きました。

まぁ様ともえこちゃんの共通点

 現在の宙組トップスター真風涼帆様を中心に、高身長でスタイリッシュなルックスの素敵な男役さんがたくさんおられます。中でも若手男役スター筆頭格といっても過言でないのが瑠風輝様。もえこちゃんです。

 

 身長174㎝と背の高いもえこちゃんは下級生が中心となるロケットでも常にセンター。最近は燕尾の群舞に混じっておられるためロケット姿を見ることがなくなりましたが、どこにいてもすぐに見つけられるくらいには目立っていました。その周りから頭一個分飛び出ているところや、すらっとした体躯花組時代のまぁ様と似通ったところがありますが、お二人の来歴にも類似点を発見しました。

 

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スター | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

まぁ様ともえこちゃんの来歴

 

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  • 主演3作の本役が一貫して同じトップスター

 まぁ様ともえこちゃんが主演を務められた三作の新人公演。三作ともそれぞれ一貫して同じトップスターが本役でした。

 

まぁ様の本役は当時の花組トップスター春野寿美礼。そしてもえこちゃんの本役は…もちろん朝夏まなとその人です。お二人とも三作続けて同じトップさんから男役について、主演として舞台に立つということを学んでこられたのですね。

 

  • 三度目の新人公演時は研究科6年

 初主演時と二度目の新公主演の学年には差異がありますが、三度目の新人公演主演時はお二人とも研究科6年でした。新人公演は研究科7年で卒業ですので、長の期のすぐ下の学年ということになります。まだまだ下級生とはいえ二回の新公主演を経験しての舞台姿はお二人とも堂々とされていました。

 

  • 三度目の新人公演主演がトップスターの退団公演

 そしてトップスターの退団公演の新人公演で三度目の主演に抜擢されたお二人。

 

 トップスターの退団公演は特別です。その特別な公演の新人公演で主演に抜擢される事の重大さ。今までの感謝を胸に、ずっと追いかけ続けてきた大きな存在に自分のこれまでの集大成を見てもらえる最後の機会なのです。

 

 当時のお二人の心境は計り知れませんが、『神々の土地』新人公演の最後の挨拶で「朝夏さん」と口にした瞬間に涙腺が崩壊していたもえこちゃんの姿と、もえこちゃんの姿を見て「懐かしい」と笑うまぁ様を思い出しました。

 

まぁ様の想い もえこちゃんの想い

 ご自身のサヨナラ番組でまぁ様は、もえこちゃんに対してこう仰っていました。

 

「春野さんに対して私が思っていたことを今、瑠風が私に対して思っている」

 

朝夏まなとサヨナラ特別番組「Exciting! “A”」より

 

 まぁ様の新人公演時代を実際に観ることは叶わなかったので、当時のまぁ様が春野さんに対してどんな風に思っておられたのかは、過去の雑誌や番組のインタビューを掘り出して探ることしか出来ないのですが、もえこちゃんのまぁ様への想いは幸運にもリアルタイムで見て、感じることが出来ました。

 


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質問「尊敬する人は誰?」

「今回でも新人公演をさせて頂いた朝夏まなとさんです!」

 

「TAKARAZUKA CAFE BREAK」より

 

私が初めて主演をさせて頂いた時からお世話になっていまして。

今回も朝夏さんのサヨナラ公演で主演をさせて頂けるというお話を受けてから新人公演の通しをするまで、朝夏さんを間近で見させていただいて。

 

初めて(まぁ様が)通しを見にいらした時に、感動して泣いてくださってる姿を見たら…ほんとに頑張ろうって心から思いました。

 

人としても本当に尊敬できますし舞台人としてもほんとに素晴らしい方なので、(まぁ様を)目指していけたらなと思います。

 

「TAKARAZUKA CAFE BREAK」より

 

質問「「神々の土地」新人公演主演が発表になった時の気持ち」

 

(これまでも)朝夏さんの役をさせて頂いていたので、心の奥で(まぁ様の役を)出来たらいいなっていうのはすごくあったので(発表を見て)嬉しかった記憶しかないです」

 

その分やっぱり朝夏さんの退団公演なので、やるからには絶対いいものにしたいなって思いましたね。

 

「TAKARAZUKA CAFE BREAK」より

 

朝夏さんの動きであったり、表情であったり、全てのものを取り入れていけたらいいなと最後まで思い続けていけたらいいなと思いました。

 

「TAKARAZUKA CAFE BREAK」より

 

 これらは全て『神々の土地』の公演中に放送された「TAKARAZUKA CAFE BREAK」でのもえこちゃんのインタビューから抜粋したものですが、番組の中でもえこちゃんが「朝夏さんが…」「朝夏さんの…」「朝夏さんは…」と、あまりにも「朝夏さん」を連発するので(笑)、とても微笑ましかったです。もえこちゃんにとってまぁ様は本当に大きな憧れの存在だったんだなぁと改めて思いました。

 

 こうしてもえこちゃんが仰る言葉のひとつひとつが、ちょうど10年前に同じ立場に立っておられたまぁ様も同じように思っておられたことなのでしょう。

 

まぁ様が重なる、もえこちゃんの舞台姿

 

 「神々の土地」新人公演、私は東京公演の方を観劇しました。本公演でまぁ様が演じておられたドミトリー役に扮するもえこちゃん。男役の腕の見せ所であるキスシーンや、歌に感情を乗せる表現の仕方など、その舞台姿にまぁ様をよく研究したんだなぁと感じる箇所が多々見受けられました。

 

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ギャラリー | 宙組公演 『神々の土地』『クラシカル ビジュー』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 誰よりも真剣にまぁ様を見つめて、その背中を追いかけてきたもえこちゃんは、まぁ様から学んだ様々なことを吸収しつつ自分のものとして表現されていて、素晴らしい新人公演だったと思います。

 

 また本公演の「クラシカルビジュー」で、もえこちゃんたち組子の皆さまが舞台中央のまぁ様に駆け寄る、という場面がありました。最初は満面の笑顔を見せていたもえこちゃんですが、千秋楽が近づくにつれて溢れる涙を堪えながら(時には堪えきれずに)まぁ様を見つめていた…、ということもありました。そんな表情をされると見ているこちらが貰い泣きです。

 

 ちなみにこの場面ではまぁ様がしっかり目を合わせてくださっていたというもえこちゃん。「特に新人公演の日はすっっごく目を見て下さっていて」と嬉しそうに仰っていました。

 

トップスター瑠風輝様に会える日を楽しみに

 三度目の新人公演主演を務めあげたまぁ様はその後、2008年花組公演『蒼いくちづけ』でバウホール初主演、同年花組公演『愛と死のアラビア』新人公演で四度目となる最後の新人公演主演(本役:真飛聖)…と、順調にスター街道を駆け上がり2015年に宙組トップスターに就任されました。

 

 現在研究科6年のもえこちゃん。バウ主演はまだ決まっていませんが、そう遠くない未来に実現するだろうと思っています。まぁ様と同じ研究科7年での初主演なら、さらにご縁を感じてしまうなぁ♡。

 

 今やもえこちゃんをすっかりお母さん的目線で応援している私ですが、いつかまぁ様と同じようにトップスターの大羽根を背おって大階段を降りてくるもえこちゃんの姿を、絶対にこの目で見なくては!と意気込んでいるところです。…むこう10年は宝塚沼から抜け出せそうにありませんね(笑)。

 

 

 

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メモリアル オブ 朝夏まなと様 宙の太陽まぁ様の軌跡を振り返る②

花組に配属

 2002年の初舞台の後、まぁ様は花組に配属となり宝塚生活をスタートされました。宝塚歌劇のなかで最も歴史のある花組スタイリッシュで洗練されたルックスでありながら、どこか”古き良き時代の宝塚の男役”を思わせるまぁ様のクラシカルな魅力は、この”花組の男役”時代に培われたものなのかもしれません。

 

当時の花組

 

 この頃の花組トップスターは春野寿美礼、トップ娘役は大鳥れい(大鳥さんは2002年『エリザベート-愛と死の輪舞-』で退団。後任はふづき 美世様)です。 まぁ様が初台詞を貰ったという『エリザベート -愛と死の輪舞-』は春野さんの大劇場お披露目公演でもありました。

 

こちらが記念すべきまぁ様の初台詞シーン。

 

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朝夏まなと退団記念DVD『A☆LIVE』より

 

ミルクの場面ですね。まぁ様は左から三人目の市民(ウィーン)の役。注目の台詞は「病人がいるんだ!」。これがなかなか上手く言えなくて演出の小池先生に何度もダメ出しをくらったと、まぁ様がいつか話しておられました。

 

そんなまぁ様が後にトップスターとして、エリザベート』で春野さんと同じトートを演じることになろうとは、この時のまぁ様は想像もされていなかったかも。

 

 ところで当時の花組男役スターの宝庫と言われていたそうですが、一体どんなスター様方がその名を連ねておられたのでしょうか。

 

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 その後2005年には花組トップスター真飛聖、2007年に雪組トップスター壮一帆、2008年に宙組トップスター大空祐飛花組に組替えしてこられます。

 

見ているだけでクラクラするような名前の数々ですが、ここにまぁ様が加わり、その翌年には89期生として現・雪組トップスター望海 風斗様が入団され花組に配属されるのですね。それにしても今思えば…トップスターばっかり!!!。…凄い。間違いなく”男役の宝庫”ですね!。

 

新人公演時代

  まぁ様の初めての新人公演は前述のエリザベート-愛と死の輪舞-』黒天使の役です。基本的に黒天使の役はダンスに定評のあるスター様が選ばれるのですが、やはりまぁ様はこの頃からダンスの才能が抜きんでておられたのですね!。

 

ちなみに本公演の新人公演で主演を務めておられたのは花組トップスター蘭寿とむです。 そうか、蘭寿さんにも新人公演時代があったのか…(当たり前なのですがあまりに偉大過ぎて)。

 

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朝夏まなと退団記念DVD『A☆LIVE』より

 

トートを演じる蘭寿さんの右下で、蘭寿さんの左足を支えている黒天使がまぁ様です。ふんわりしたウェーブが似合っておられて、かわいい。

 

 その後2005年にバウホール公演「くらわんか」に出演。同年、マラケシュ・紅の墓標」で新人公演初主演に抜擢されます。今見ると、それはそれは初々しく可愛らしいまぁ様の新人公演時代。ですがまだ肩に力の入った男役姿の中にも独特の華やかさが滲み出ていて、なるほどこの人はこの頃から未来のトップスターの片鱗をその身に潜めておられたのだと感じました。

 

 スター路線を駆け出し始めたまぁ様の軌跡を振り返ってみたいと思います。

 

まぁ様年表 その①

 

 まぁ様がご出演された公演(別箱公演も含む)と新人公演の配役をまとめてみました。

 

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バウホール公演 『くらわんか』 

 

 まぁ様の初めての大きな役としてよく挙がるのがこの「くらわんか」です。蘭寿とむ様、愛音羽麗様のW主演で2005年に上演されたこの公演で、まぁ様は貧乏神と徳兵衛を役替わりで演じておられました。ダイジェストの映像でみたまぁ様は見るからに気の弱そうででもどこか可愛らしさのある貧乏神をフレッシュに演じておられました。

 

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朝夏まなと退団記念DVD『A☆LIVE』より

 

 実際に作品を観てはいないのですが日本物でコメディという、下級生にしては難しいかもしれない本作品。まぁ様はこの作品でお芝居の面白さを学んだそうです。

 

祝!新人公演初主演 『マラケシュ・紅の墓標』

 「マラケシュ・紅の墓標」は春野さんの大劇場5作目の公演です。この公演でまぁ様は新人公演初主演に抜擢されました。相手役であるヒロインは元花組トップ娘役であり、まぁ様とは同期生の桜乃彩音。当時まぁ様は研究科4年。当時を振り返ってまぁ様は、

 

発表になった時は自分に何が起こっているのかわからないくらい呆然としてしまって、周りの同期や上級生の皆さんが「大変だ、大変だ!」みたいになっていて(笑)

 

朝夏まなと退団記念DVD『A☆LIVE』より

 

と仰っていました。宙組に組替えになってからのまぁ様しか知らない私からすると「まぁ様はこんなに素敵なんだもん、そんなにびっくりすることかな」くらいの認識ですが、当時の花組生、そしてファンの皆さまからするとなかなか大事件だった様子。

 

そういえば宝塚ファンの大先輩、愛ちゃんこと宙組男役スター愛月ひかる様も、当時のまぁ様のことを「すごい新人出てきた!って思ってた」(朝夏まなとアメイジングステージ「Amotion」より)って仰っていましたね。

 

スター誕生?!

 

 まだ幼さが残る面差し。低い声がやや出しづらそうではありますが、大きな瞳で真っ直ぐに前を見据える凛とした表情はこの頃から健在です。スーツ姿はやっぱりカッコ良くて、相手役の彩音ちゃんをすっぽり包み込んでしまう腕も、身長差も素敵♡。

 

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朝夏まなと Energy PREMIUM SERIES』より

 

 最後のご挨拶では大緊張のなか必死で笑顔を保っておられるような様子のまぁ様。東京公演では幾分慣れてこられたのか笑顔も多かったですが、宝塚の公演では感極まって声を震わせる瞬間も。瞳もうるうるしていて、私は実際にそこにいないのに「頑張って!」と拳を握ってしまいます(笑)。一言一言、一生懸命お話されているお姿にいたく感動してしまいました。

 

 それから10年後、この時と同じ場所に立つまぁ様は大きな羽根を背おった堂々とした姿で、劇場中を包み込むような満面の笑顔を浮かべておられました。このスタートがあったからこそ育まれたものがあり、あの輝く笑顔が生まれたのだと思うと感慨深いですよね。

 

 余談ですがこの時の新人公演の長で最初にご挨拶をされていたのが元花組娘役の桜一花様でした。一花様といえば小柄で愛らしい見た目でありながら歌も踊りもお芝居も超一流のベテラン娘役、というイメージがありますが、そんな一花様が緊張の余りところどころ噛んでしまいながらご挨拶されているのがとても新鮮で驚きでした。こんな時代があったのだなぁ。

 

一花様がまぁ様と替わる時、後ろに居るまぁ様を振り返って「まぁくん」って呼ぶお声がとっても可愛らしかったです♡。

 

『アデュー・マルセイユ -マルセイユへ愛を込めて-』新人公演主演

 『マラケシュ』での新人公演主演を皮切りに、『落陽のパレルモ』新人公演では当時の二番手男役スターだった彩吹真央様の役であるヴィットリオ(「おはよう、お寝坊さん」という伝説の台詞がありましたね♡)、『ファントム』新人公演ではフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵役(本役は元花組トップスター真飛聖様)、そして『明智小五郎の事件簿』新人公演では再び主演の明智小五郎役に選ばれるなど、大きな役が続いたまぁ様。

 

そして春野さんの退団公演である『アデュー・マルセイユ』で三度目の新人公演主演を務められました。

 

堂々のセンター

 

 当時のまぁ様は研究科6年、新公学年の中でも上級生です。新人公演主演も三度目となると舞台姿にも余裕が見られ、伸びやかな歌声も力強く響きます。ちょっとした台詞の間に見せる表情は豊かで、自然。「新公を観ている」という感覚も忘れて物語に引き込まれていきました。主演としてチームを引っ張る頼もしい姿が見て取れます。

 

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朝夏まなと Energy PREMIUM SERIES』より

 

 新人公演初主演の『マラケシュ』から数えて二年。たった二年ですっかり舞台のセンターが似合う大きな男役に成長されたまぁ様。春野さんの退団公演の主演に選ばれたことの誇りと、これまで積み重ねてきたことに対する自信を感じる舞台姿でした。

 

 

 

 ③に続きます!

 

 

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