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月組宝塚大劇場公演『NOBUNAGA 信長 ―下天の夢―』を観てきました♪

 

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kageki.hankyu.co.jp

 

『NOBUNAGA 信長 ―下天の夢―』って?

STORY

戦国乱世。時に「うつけ者」と、時に「魔王」と呼ばれながらも己を貫き通し、幻の如く儚い下天を華々しく駆け抜けた英傑・織田信長の物語ーーー。

尾張戦国大名織田信長は、桶狭間の戦い駿河今川義元を討ち取り、天下統一への道を歩むこととなる。しかし、都へ上る為には美濃を滅ぼさねばならないーーー美濃の大名・斎藤道三の娘で信長の正室・帰蝶は、亡き父が慈しんだ故郷を滅ぼすことはならないと意見するが、信長は「私には、もう見えてしまったのだ。見えてしまった以上、最早おさえる事はかなわない」と覇者への道を進んでいこうと決意する。その後、信長は将軍・足利義昭を奉じて都へ入り、自身に敵対するもの全てを次々と攻め滅ぼしていく。家臣の羽柴秀吉や義昭の家臣・明智光秀らは、遥か先、遠くだけ見つめ突き進む信長に心酔していくが、家臣や肉親でさえ逆らう者は容赦なく打ち捨てていく彼に憎しみの感情を抱く者も少なくなかった。並み居る敵と戦い続け、覇者への道を突き進む信長に、一人の男が近づく。ローマ出身の騎士・ロルテス。この男の出現が、信長の天下統一への道に不穏な影を落とす…。

(引用:月組宝塚大劇場公演『NOBUNAGA』公演プログラムより抜粋) 

 

 本公演は月組トップスター龍真咲様の退団公演です。…寂しい(ToT)。龍さんが扮するのは主人公織田信長。信長の正室・帰蝶(濃姫)を月組トップ娘役スター愛希れいか様、信長の進む道に不穏な影を落とすローマ人騎士・ロルテスを二番手男役スター珠城りょう様が演じておられます。

 

 

ロック・ミュージカル×龍真咲様の集大成

ロック・ミュージカルということで、月組男役さんによるロックナンバーに合わせたカッコいいダンスが見られます。冒頭の美弥るりか様を中心としたダンスシーンなんて、オペラグラスを使ってたらもったいないくらい!。とってもカッコいいので全体を観るのがオススメです!月組さんのアイドル感ハンパない。そしてやはり誰よりも一番輝いているのは龍さんです。龍さんは‘信長‘という役を、絶対、どうしてもやりたかったのだそう。始めはフェアリー系スターな龍さんと信長のイメージが一致せず、うーんと思っていたのですが、とんでもなかった。戦国時代の武将の中において特に人気である信長すらも、龍さんの手に掛かればすっかり龍さん色に染め上げられる。この公演は龍さんのサヨナラ公演(退団公演)ということで、随所随所にサヨナラっぽい演出がなされているのが切ないけれど、常に自分の夢に向かって真っ直ぐな信長の姿が、堂々と舞台に咲き、そして輝く未来を見つめる龍さんの姿と重なって、「龍真咲様」という人の集大成を感じました。

 

織田信長という人

歴史上の人物の中でもかなり有名な部類に入る信長を、さすがに知らない人はいないと思うけれども、詳しいところは私もよく知らない(確かに習ったけれど覚えてない)ことが多いので、ここで少し復習しましょう。歴史背景を知っておかないと公演内容がわからない…という事はないけれど、いろんな人物が出てきてどんどん話が進むので、ある程度の人物・歴史背景を知っておいた方がスムーズに物語を理解できるし、より面白くなると思います♪

 

織田信長の生涯

1534年、尾張国の大名織田信秀の嫡男として生まれる

1549年に斎藤道三の娘、帰蝶(濃姫)と結婚

1551年に織田家の家督を継ぐと、その三年後の1554年に清州城に移る(この城の名は信長の本拠地として本公演にも出てきます。「清州会議」のあの清州城です)

1560年、桶狭間の戦い今川義元を討つ

1562年、徳川家康と清州同盟を結ぶ

1567年、岐阜城に拠点を移す(こちらも本公演に出てきます)

1570年、姉川の戦い浅井長政を討つ

1573年、足利義昭を追放。室町幕府を滅ぼす。

1575年、長篠の戦い武田勝頼を討つ

1576年、安土城に拠点を移す

1582年、明智光秀のクーデターにより本能寺の変が起こり、自害。

 

身内すらも切り捨てる残酷な一面もありますが、商業に力を入れ、異国文化を積極的に取り入れようとしていた信長が、もしあと20年も長く生きていたら世界は変わっていたかもしれない、とはよく言われますね。この時代にはめずらしく先進的な考えを持っていた人で、だからこそ多くの人に恨まれ、多くの人に慕われたのかもしれませんね。

(参照:Wikipedia)

 

輝くばかりの美しさで蘇る、歴史上の偉人たち

歴史好きの人たち中では、幕末と並んで人気の高い戦国時代(私が詳しいのは平安時代から鎌倉幕府の成立までだけど。まぁそれは置いておいて)。この時代の魅力はやはり、魅力的な武将が大勢出てくるのが理由の一つではないでしょうか。この物語にも戦国時代の有名な武将やお姫様たちが多数登場しますが、とにかくみんな美しい!。さすが宝塚です!。とても全員は紹介しきれませんが、メインの登場人物をスター様の魅力と合わせてご紹介したいと思います。

 

信長の正室・帰蝶 (月組トップ娘役スター 愛希れいか様)

ちゃぴちゃんが演じていらっしゃるのは、濃姫の名でも有名な信長の正室・帰蝶です。‘美濃の蝮‘の異名を持つ斎藤道三を父に持つ彼女の生涯は謎に包まれており、俗説では本能寺の変において、薙刀を振るい、信長と共に敵兵に応戦したという説もあります。いささか信憑性の低いエピソードですが、私はこの俗説を信じています。濃姫、カッコいい♡。この物語でもちゃぴちゃん演じる帰蝶は薙刀を常に手にしています。衣を脱ぎ捨て薙刀を振るい、蝶のように舞台を舞う姿は勇ましく美しく、とてもカッコ良かったです。龍さんと対峙出来る程のオーラのあるちゃぴちゃんだからこその説得力のある演技でした。

 

信長の家臣・羽柴秀吉 (月組男役スター 美弥るりか様)

足軽という低い身分からのし上がり、信長の死後天下を統一した、後の豊臣秀吉を演じていらっしゃるのは美弥るりか様。大きな瞳と色気が魅力の彼女ですが、秀吉のどこか飄々としていて憎めないその性格と、いざという時には躊躇しない狡猾さを上手く表現されていました。それにしても、いくら秀吉が‘猿‘と呼ばれていたからと言って、美弥様に‘猿‘はないなぁ。「猿?え?誰のこと?」ってなっちゃいますよね(笑)。

 

信長の家臣・明智光秀 (月組男役スター 凪七瑠海様)

足利義昭の家臣であり、義昭が追放されたのちは信長の重臣として取り入られた光秀。本能寺の変の首謀者であり「敵は本能寺にあり」の文句はあまりにも有名ですね。なんだか嫌な人?のようなイメージもある光秀ですが、その性格は忠義的で思慮深く、頭が切れる男であったそう。そんなところも信長に気に入られた一因だったのかもしれません。愛妻家でもあり、容姿端麗。娘の細川ガラシャ(玉子)も絶世の美女として有名ですね。光秀に扮するのは凪七瑠海様上品なお顔立ちと佇まいが光秀のイメージにぴったりでした。秀吉役の美弥様と並んで登場されることが多かったですが、二人の性格や立場の違いをわかりやすく表現されていました。

 

続々と登場する魅力的なキャラクターたち

月組のスター様の数だけ魅力的なキャラクターたちが登場し、物語を彩ります。二番手男役スター珠城りょう様が演じていらっしゃるのはローマ出身の騎士、ロルテス。この物語では、暗い過去を持ちどんな手を使っても名誉を得ようとする役どころです。フェアリー系スター様が多い月組さんの中でも逞しくワイルドな魅力のある珠城さんに、ロルテスはぴったり。信長の姿に心打たれる最後の表情は、龍さんへの憧れにも似たキラキラした瞳が垣間見え、なんだか可愛らしかったです。そしてMyフェアリー・専科の沙央くらま様。信長に担がれる将軍家・足利義昭に扮する沙央さん。本当に、沙央さんという人は何でも出来るなぁ。ちょっとおバカで騒々しいキャラクターとしての義昭をコミカルに演じていらっしゃいました。「ふん!」の言い方がすごく公家っぽくてムカつくけど可愛い♡。トコトコと舞台を歩き回られるお姿も可愛くて、登場される度に見つめてしまいます。沙央さん大好き。僧侶の時の台詞回しも素晴らしかった。ここまで何でも出来るスター様は貴重ですね。他にも、秀吉の正室ねねや、前田利家とその妻まつ浅井長政と彼に嫁いだ信長の妹お市(この方も美人の誉れ高いですね)、柴田勝家今川義元も出てきますよ。個人的にはイエズス会の宣教師でロルテスの幼馴染のオルガンティノ役の千海華蘭様が好きでした。心優しく気さくな性格で、ロルテスの事を心から案じている姿に胸を打たれます。そして帰蝶に仕える妻木を演じる朝美絢様。期待の若手男役スター様の初めての娘役でしょうか?。その美貌は早くから噂になっていましたね。龍さんとの絡みは思わず「キャー♡」ってなっちゃう。本能寺の場面では信長の小姓・森蘭丸を好演。同公演での娘役→男役の転身は難しかったと思いますが、見事に演じていらっしゃいました。信長の家臣として有名な弥助役の貴澄隼人様の演技も素晴らしかったです。黒人奴隷であった弥助を手厚く取り立て常に自分の側に置いていた信長。登場回数はそんなに多くは無いけれど、信長を全身全霊で守ろうとする熱く激しい姿は一際光っていました。

 

工夫を凝らした演出と名場面

美弥様と凪七さんによる仲良しアナウンス

実はこの公演では開演数分前になると、美弥様(秀吉)と凪七さん(光秀)による場内アナウンスが流れます。美弥様「御屋形様ぁー!。御屋形様は何処に~?!」凪七さん「うるさいぞ、猿」などなど仲良く言い合いながら、観劇の注意点(騒がない・身を乗り出さない・スマホの電源は切るetc..)をアナウンスしてくださいます。同期お二人のやりとりは可愛くて楽しい♪。ぜひとも開演10分前には着席して心の準備をしておいてください。聞き逃すともったいないですよ~。

 

帰蝶にとどめを刺す信長

信長に反旗を翻した秀吉と光秀。信長に向けられた刀の間に蝶のように舞い降り、信長の盾になる帰蝶。

 

織田信長は私の獲物。我が父を滅ぼし、我が同胞を殺め、美濃を滅ぼした、そして、私がただ一人愛した男。御屋形様を亡き者とする時が来たならば、私がこの手で奪いまする」

 

ちゃぴちゃんの声、表情、動作から目が離せません。息を止めて見つめてしまいます。決死の思いで信長に、引き下がるよう訴える帰蝶でしたが信長は承諾しません。直後に帰蝶は信長を狙ったロルテスの銃弾に倒れます。信長の腕に抱かれ、ようやく安堵の表情を見せる帰蝶。そして自分の首に薙刀の刃を向けるのです。

 

「これから先も、共に駆けていきたかった。そなたまで、打ち捨てる日が来ようとは」

「…はい…っ」

 

ちゃぴちゃんはこちらに背を向けていらっしゃるので、その表情は見えませんが、震えて、でも喜びと誇りに満ちた声色に思わず涙してしまいました。気高い彼女の命もまた、信長以外に奪わせる事は許さない、という覚悟の表れでしょうか。信長のとどめの刃を受け、ひらりと倒れるお姿も蝶のように艶やかで美しく、とても素晴らしかったです。

 

舞台のいたるところに鎮座する‘龍‘のモチーフと信長の最期

主題歌の中にも「私の中には、巣くう龍がいる」という歌詞がありますが、舞台セットの中にも‘龍‘のモチーフがちりばめらています。岐阜の居城の柱には二体の龍が蜷局を巻いているし、最後の場面で信長が刀を振るった際に降りてくる帆布にも、大きな龍の絵が描かれています。龍はその名の通り、龍さん自身であり、「あぁ、これが龍さんの集大成なんだな」と、ジーンとします。またこの物語における信長の最期ですが、一人船上に立ち大海原を見渡すところで幕が下ります。信長はこのまま大海への旅に繰り出したのでしょうか、それとも自分の意志でその命をはるかな海に散らせたのでしょうか。どちらともとれる演出は、いまだ人々を惹きつけてやまない信長にふさわしい最期であり、トップスター龍真咲様にふさわしい最期でもありました

 

 

 

長~い文章をお読み頂きありがとうございました!。シャイニング・ショー『Forever LOVE!!』のレポはまた次回に♪

 

 

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