ミルクとシロップ

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宙組公演『不滅の棘』その他のキャスト編

 さて、前回の『不滅の棘』観劇レポ記事ではうっかり愛ちゃん語りをし過ぎて他のスター様のことが書けなかったので、今回改めて記事にしました。本当は全員分書きたいところですが…特に心に残ったスター様をピックアップしました。

 

二つの顔を華麗に演じ分ける 遥羽フリーダ

 エロールの想い人である貞淑な令嬢、フリーダ・プルスと、100年間続く訴訟のチャーミングな依頼人、フリーダ・ムハ。二人のフリーダは本公演のヒロインです。演じるのは宙組娘役スター遥羽らら様。新人公演のヒロインも経験済のその演技力は確かなもので、今回めでたくドラマシティ&東上公演初ヒロインに選ばれました。

 

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『不滅の棘』 | 梅田芸術劇場

 

 最初はフリーダ・プルスとして登場されたららちゃん。愛ちゃん演じるエリィ(エロール)を物乞いに扮して待っています。顔を隠し声色を変える技術はさすが。てっきり美風さん辺りのベテラン娘役さんが登場されるのかと思っていたら、布から現れたのが可憐なららちゃんだったのでびっくりでした。

 

 エリィの目を真っすぐみつめて「あなたを愛している」と訴える姿には嘘がありません。吸い込まれそうな深い瞳でした。シーンとしては決して長くないのですが、フリーダの意志の強さ、信心深さなど、彼女の人となりが瞬時に伝わる強烈なインパクを残しました。

 

 場面が変わって100年後のプラハ。フリーダ・ムハとして登場したららちゃんは鬘もキュートなショートヘアにチェンジ。茶目っ気溢れる表情はとても可愛らしく、タン、タンとリズミカルに梯子を上り下りする姿は身体能力の高さが伺えます(私だったら絶対に無理。落っこちちゃう)。ららちゃんは運動神経も抜群なんですよね!

 

 エロールに向かって「あなたを愛している」と歌うところはその表情にフリーダ・プルスの面影を重ねて演じておられ、愛ちゃんエロールが思いっきり動揺したのがわかりました。同じ人が演じているのだから簡単なことだ、とは思いません。あの場面のららちゃんは間違いなくフリーダ・ムハその人でありながら、フリーダ・プルスの面影だけを映しておられたのです。さすがです。

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宝塚宙組・愛月ひかるの初外部主演作「不滅の棘」開幕「歌のステップアップを!」 : スポーツ報知

  最後はその手でエロールの不滅の命を終わりにします。皆が気味悪がる中、そっとエロールに寄り添う姿に涙。その手からさらさらと零れる灰がなんとも美しく忘れられません。

 

一人の女性を真っすぐに愛する 澄輝アルベルト

 弁護士コレナティの息子アルベルト役を演じるのは宙組男役スター澄輝さやと様。『不滅の棘』におけるいわゆる二番手の役。主演のスターさんより上級生が演じる二番手…というのは何とも言えない良さがある為、観劇前からとても楽しみにしていました。

 

 コレナティの弁護士事務所。舞台上手に設置された梯子に足を掛け(長い)、客席に背を向ける形で登場されるあき様。たとえ背を向けていても、そのロイヤルな輝き…すぐに「あ、あき様だ!」とわかりました。あき様は主演の愛ちゃんとはまた違ったスターオーラのある方です。スマートな着こなしと立ち姿は本物の王子様のようで素敵…。

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『不滅の棘』 | 梅田芸術劇場

 

 アルベルトはフリーダに想いを寄せているようですが、彼女にはイマイチ相手にされていない様子。圧倒的ロイヤル感を漂わせながら素朴さも感じさせる…あき様の魅力のひとつですね。

 

 最初から最後までエロールの正体を怪しんでいたアルベルトは、エロールが裁判に有利な情報を提供しても決して油断せず、彼に対して厳しい表情を崩しません(あき様の眉間の皺がまた素敵)。

 

最後はエロールの正体の核心に迫る証拠を突き付け、結局エロールは真実を話す事になるのですが、それもこれも全てがフリーダを守るための彼なりの愛なのです。エロールに欺かれ、泣いて走り去ったフリーダを想って歌うソロナンバーは、アルベルトの誠実さと不器用さ、そしてまっすぐな愛に溢れていました。澄輝さやと様、切ない片想いの曲を歌わせたら右に出るものなし、といったところでしょうか。

 

母親になりきれない女 純矢タチアナ

 宙組きっての歌姫であり大女優といえば、やはりこの方、宙組娘役スター純矢ちとせ様。キュートな少女役から貫録ある女帝役まで幅広く演じ切るせーこ様ですが、今回ほど悪い女(ダメな女?)の役は初めてなのでは。

 

 せーこ様演じるタチアナはプルス男爵の未亡人。華やかな美貌で若いころはさぞかし男たちからちやほやされていたのだろうと容易に想像がつくような女性。年を取り、母となった今もそんな過去の栄光が忘れられない。寄ってくる男たちも目的は自分ではなく自分の持っている財産であることを承知しながらも、男遊びをやめられない…。ある意味可哀想な女性でもあります

 

 タチアナはエロールと関係があるようであまり彼の人生に影響を及ぼすことはありません。それよりも息子のハンス(留依蒔世)、娘のクリスティーナ(華妃まいあ)との歪んだ親子関係が印象深かったです。

 

母親の愛を知らない、幼子のような息子ハンス

 

 まずタチアナとハンスの関係は完全に決裂しています。ハンスがどこかでのたれ死のうと彼女は素知らぬ顔をするかもしれません。それくらい彼女の息子への愛は微塵も感じられません。それに対してあーちゃん演じるハンスは母親を憎みながらも、母の愛を心のどこかで求めているような憐れさがありました。最後の罵りは「母親を殺してしまうのでは」と思うくらい全身で感情をぶつけていてその迫真の演技に涙が出ました。

 

母親を裏切ることが出来ない娘、クリスティーナ

 

 一方、タチアナとは似ても似つかない程心優しい娘、、クリスティーナ。タチアナは本当に娘を愛していたのでしょうか。彼女はクリスティーナの若さや清純さを羨んでいるように感じました。一方クリスティーナは母親を深く愛しており、最愛の人エロールを前にしても母親への良心の呵責に苦しんでいます。

 

 最後の瞬間まで母親の幸せを祈った娘の死をもって初めて自分の犯した罪の大きさを知ることになるとは、やはりタチアナという女性は可哀想な人でした。クリスティーナの悲報を聞かされた時の「娘が…娘が…!」と真っ青な表情で舞台上に転がり出てくる臨場感溢れる演技、そして「私を殺して」とハンスに泣いて縋りつくところなど、実力派女優でありベテラン娘役であるせーこ様の、難役に挑む新たな一面を見ることが出来ました。

 

幸薄の美少女 華妃クリスティーナ

 まいあちゃんのクリスティーナが非常に良かったので改めて別項にしました。心優しい美少女が報われぬ恋をし、最後は海の泡となる…なんてアンデルセンの人魚姫のような物語。ハンスの言う通り彼女こそ「誰よりも幸せになるべき」人でした。出逢うべきではなかったエロールに恋をしたばかりに、命を捨てなければならなかったクリスティーナ。それなのに彼女の死がエロールにとっては「可哀想な事をした」程度のことであるのが本当に辛いです。

 

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愛月ひかる、「超」正統派二枚目役を熱演 宝塚宙組『不滅の棘(とげ)』開幕 | アイデアニュース

 

 どことなく100年前のフリーダを髣髴とさせるような清廉な美しさがあるまいあちゃんのクリスティーナ。はっきりした顔立ちで(なるほどせーこ様の娘役というのも納得)強気な女の子の役が似合うイメージのまいあちゃんですが、クリスティーナの今にも消えてしまいそうな儚げさを上手く演じておられました。ファーの付いた白いケープのお衣装がよく似合っておられてとっても可愛い。

 

 クリスティーナがエロールに彼が欲している封筒を渡す代わりに結婚して欲しいと駆け引きする場面。エロールが了承しても手放しで喜ぶのではなく、母親であるタチアナの事が気にかかっているというのが伝わってきました。まぁ、エロールがクリスティーナを愛していないのは明白でしたので素直に喜ぶわけにはいかなかったのでしょうが。

 

その後エロールと消えていくタチアナの姿を見送って、母親の背中に向かって「母さん何故なの?なぜその人もなの…?」と悲痛な声を漏らす姿は見ていてあまりにも辛いです。絶叫から海に身を投げるまでの演技には思わず息を飲みました。その際彼女がメモに書きなぐった文章。母親への、もしくはエロールへの恨みつらみか…と思っていたら、そこに残されていたのは「あの方といつまでも幸せに…」という母親へのメッセージ。絶望の果てにそれでも母親の幸せを願ったクリスティーナの清らかな心がその笑顔と共に心に残りました

 

お芝居を和ませるユニークな演出

 『不滅の棘』は全編通してピンッと張り詰めるようなお芝居で構成されていますが、二幕冒頭にはそんな空気を一瞬忘れさせてくれる面白演出がありました。

 

日替わりアドリブ?

 

 二幕の開演ブザーがなる前、客席もまだざわついている時に舞台に突然登場するお掃除係の星月梨旺様朝日奈蒼様、そして掃除婦の里咲しぐれ様。なんだなんだと思っていたら梨旺ちゃん×朝日奈くんによる日替わりアドリブコントが始まるではありませんか。これは初演にもあった演出のようですが、知らずに見たので驚きました。とっても面白くて可愛くて、たくさん笑ってしまいました。

 

1月13日12時公演 面白かったポイント

 

♡モップで床をふきふきする二人。「今日寒いよな」「俺たち薄着だからな」と言い合っててやっぱり寒いんだ!と(笑)。仕事が終わったら何か温かい服をシャンゼリゼ通りに買いに行くそうです。

 

「キャサリン(朝日奈くん演じるロナルドの恋人らしい)に欲しいものがあるか聞いたんだけど」と朝日奈くん。何が欲しいって言われたと思う?という問いかけに「え~~愛?」と真面目に答える梨旺ちゃん。それに対してそんなわけがないという顔をする朝日奈くん。

 

「じゃあ…高い鞄とか!」

「あーだいたい合ってる.….お金、って言われた…」

 

ロナルド可哀想過ぎ(笑)。二人の後ろで黙々と掃除していたしぐれちゃんに「おばさんは何が欲しい?」と聞くと返ってきた答えは「休みが貰えたら旅行に行きたい」でした。現実的だな!(笑)。

 

♡自分が巻いていたバンダナをおもむろに外し、黄色い椅子のところで広げ「チャラララララ~」と手品のテーマを口ずさむ朝日奈くん。なんだろう?と思って注目していると「…このあと何にも考えてなかった」(あっさり)。考えてなかったのね(笑)。

 

♡最終的に梨旺ちゃんとしぐれちゃんに一人置いて行かれる朝日奈くん。とまどった挙句、結局「…待ってよ~ぉ」とトボトボ舞台袖に捌けていく姿が可愛らしかったです。

 

 

『不滅の棘』東京公演初日おめでとうございます!

 本日1月23日、ついに『不滅の棘』日本青年館ホール公演の初日が幕を開けますね!。東京公演には行けませんが、更なる進化を楽しみにしています。29日の千秋楽までキャストの皆さまが元気に駆け抜けられますようにお祈りしています!。

 

 

 

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