ミルクとシロップ

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月組宝塚大劇場公演『エリザベート -愛と死の輪舞-』を観てきました

エリザベート』の醍醐味

 

 小池修一郎先生潤色の『エリザベート-愛と死の輪舞-』は、『ベルサイユのばら』と並ぶ宝塚歌劇の人気作品です。公演する組に関わらずチケットが飛ぶように売れる為、ファンでもなかなか観劇出来ないほど。それほどまで皆に「『エリザベート』だけは絶対に観たい」と思わせるこの作品の醍醐味とは一体何なのでしょうか。

 

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月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

素晴らしい楽曲の数々

 

 シルヴェスター・リーヴァイ氏が手掛ける楽曲の数々はいずれも素晴らしい曲ばかり。曲を聴いているだけで、その曲を歌うキャラクターの心情、置かれている状況がひしひしと伝わってきます。またキャスト全員が努力を重ねてこれらの難曲に挑む為、エリザベート』を上演した組は歌唱力が格段に上がる、とも言われています。

 

細部まで計算し尽くされた舞台セットと転換

 

 外部ミュージカルは知りませんが、宝塚歌劇版『エリザベート』の舞台セットと展開は大変見応えがあります。ハプスブルクの紋章や王宮内の舞台セット、その時のキャストに合わせて伝統を保ちながらも新たに手が加えられ、生まれ変わる煌びやかな衣装。

 

 舞台転換も見事なもので一瞬たりとも場面が途切れることがありません。観客は舞台の世界観にどっぷり浸かり続けることが出来るのです。

 

 またエリザベート』といえば鏡。今回の月組公演のポスターでも、鏡越しに触れ合うトートとシシィの姿が描かれていますね。

 

「最後のダンス」で鏡の奥からトートが出てくる場面。ふっと突然何もないところからトートが現れたように錯覚する演出。「鏡の間」でフランツが歌う「私だけに」のリプライズでは、壮大な音楽に包まれ、観客の期待に満ちた視線を一身に受けたシシィの美しい姿が鏡にぼうっと浮かび上がる仕組み。そこからゆったりと階段を降りてくるシシィから目が離せません。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 主演男役が演じるトートは神出鬼没で、いつも「え、そんなところから?!」という場所から登場するので、一見の方が見たらいつの間にかそこにいるトートの存在にかなりドッキリするのでは。

 

ちなみに今回の公演で私は愛希シシィの神々しい美しさに見惚れてしまい、うっかり珠城トートが銀橋でシシィを眺めている姿を思いっきり見逃しました。珠城トートはどんなポーズでシシィを見つめていたのでしょうか。…気になる。

 

歴史ある役に挑むキャストの熱演

 

 『エリザベート』の上演が発表されると次に気になるのはその配役です。さすがにトートはトップスターが演じるものと決まっていますが、シシィ以下のキャストは場合によりけり。その配役予想をするのが私たちファンは大好きです。

 

「○○の役はきっと○○さんよ!」という会話がファンの間で実しやかに囁かれるのです。役のイメージにぴったりなスター様も、意外性を感じさせるスター様も…いったいどのような役作りを見せてくださるのか、非常に楽しみで話題は尽きません。

 

 一方、このようなファンの期待を一身に背負ったスター様のプレッシャーは計り知れません。『エリザベート』は一昨年上演20周年を迎えました。「これまで歴代のスター様方が演じてこられた役を、今度は自分が演じる…」。この責任感を全てのスター様が感じておられるのが伝わってきます。一昨年の宙組大劇場公演『エリザベート』初日で感じた、あの肌を刺すような緊張感は今も忘れられません。

 

 このような大きなプレッシャーに立ち向かいつつ、およそ三ヵ月もの間それぞれの役とどっぷり向かい合うキャストの皆さま。日ごとに進化を重ね、回を追うごとにそれぞれが表現したい登場人物たちの個性が浮き彫りになっていきます。溶けあったり、反発し合ったり。そして千秋楽で完成する唯一無二の『エリザベート。その感動はとてつもなく大きく、とても一言では言い表せません。

 

キャスト別レポ

 

若きトップスターが挑む新たな黄泉の帝王、珠城トート

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 ちょっとパンクな見た目の新しいトート像を作り上げられた月組トップスター珠城りょう様。舞台上に登場された瞬間、黄泉の帝王というより全能の神ゼウスをイメージしていました(笑)。珠城さんのトートは”死”だけではなく森羅万象の全てを掌っていそう。一人別次元から小さな世界を見下ろしている余裕を感じました。

 

 この作品に限ったことではありませんが、ちゃぴちゃん程のスターを包み込むことが出来る男役スターは、今の月組には確かに珠城さん以外いないなと。ちゃぴちゃんの迫力にたった一人対峙出来るあの包容力

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

「私が踊る時」の二人のバチバチ感も良かった!。「最後のダンス」ではこれから「メタル・エリザベート」でも始まるの?!というくらいの激しさ。このナンバーで圧倒されたことは数あれど、こんなにもワクワクしたのは初めの経験でした。

 

10年のキャリアを注ぎ込んだ集大成、愛希シシィ

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 なんといっても”愛希れいか様のシシィ”こそが今回の月組エリザベート』一番の見所だ、と言っても過言ではないくらい、磨き上げられた実力を遺憾無く発揮した月組トップ娘役・愛希れいか様

 

 彼女にとって本公演が宝塚歌劇団の卒業公演となります。近年では一番長期に渡ってトップ娘役を務めてこられたちゃぴちゃん。これまで積み重ねたキャリア全てを注ぎ込んで挑んだ、娘役なら誰もが憧れるシシィ役です。

 

 圧倒的な存在感、貫録すら感じさせる佇まいと、同時に感じる清らかな少女性ちゃぴちゃんにしかで出来ないシシィ像がそこにはありました。終始彼女の表情やお芝居に惹き込まれ、終演後も心が震えて止まりませんでした。最後にこの姿を見ることが出来て本当に良かった。

 

シシィを一途に愛する儚げなプリンス、美弥フランツ

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 月組二番手男役スターの美弥るりか様が演じるのはオーストリー皇帝フランツ・ヨーゼフ一世。皇帝というよりは王子様のようで、どこか儚げな美弥様フランツでした。フランツは生涯シシィからの愛を渇望していますが、確かに美弥様のフランツはシシィの愛無しでは生きて行けなさそうだなぁと。「鏡の間」でのお歌やフィナーレの「愛と死の輪舞」リプライズも、フランツの優しさがにじみ出るような歌い方で非常に良かったです。

 

 一時体調不良による休演というニュースに激震が走りましたが、復活後の美弥様はさらにパワーアップ!。再びフランツを熱演されているという情報を聞いてホッとしています。

 

狡猾な暗殺者をリアルに表現、月城ルキーニ

 

 近年稀にみる美貌の持ち主、月組三番手男役スター月城かなと様が今回、満を持してのルキーニ役に抜擢。シュッとした端正なルックスの月城ルキーニでしたが、人間なのに(?)人間では無いような…いい意味で感情の見えないところがルキーニの狂気的な一面を上手く表しているように感じました。

 

お歌はもちろん文句なし。「キッチュ」の場面やパレードのソロでは劇場中にその美声を響き渡らせておられました。元雪組トップスター壮一帆を彷彿とさせる台詞回しと佇まい。かつては雪組の御曹司だった彼女。育まれてきた雪組男役のDNAもキラリと光っていました。そしてあのスカッと感!。癖になりますね。

 

瑞々しいまでにピュアな皇太子、暁ルドルフ

 

 今回の月組公演『エリザベート』で、皇太子ルドルフ役は役替わりで上演されています。やはりルドルフ役はスターの登竜門。出来るだけ多くのスター様に見せ場を作って欲しいですものね。

 

 私は暁千星様のルドルフの回を観劇しました。ありちゃんのルドルフは、なんというか…とってもピュア。ピュアが服を着て歩いている!という感じ。あまりにも生命力に溢れ、「もう生きるあてもない」と絶望してしまうところでは、思わず「まだ死んだらあかーーーん!!!」と手に汗握ってしまいました…(笑)。

 

死のダンスは流石ですね。優れたバレリーナである技術の高さを見せつけました。バレエ『エリザベート』があれば、ありちゃんこそプリンシパルでしょうね。

 

 それにしても前の宙組公演でもそうでしたが、ルドルフ役のスター様はその時シシィとフランツを演じておられたスター様の子供である、という事が大いに理解できる役作りをされているのが面白いですね。今回のありちゃんルドルフも美弥様フランツの優しげな風貌とプリンス感、特に愛希シシィの自由を求める少年っぽさを引き継いでいるなぁ、と感じました。

 

プラスワン月組エリザベート

 

イケメン過ぎる?!輝月マックスパパ

 

 今回シシィの父親であるマックス公爵を演じておられたのは月組男役スター輝月ゆうま様。シシィを演じるちゃぴちゃん、ルキーニ役の月城さんと同じ95期生です。同期親子なんですね!

 

これまでマックスといえば専科のベテランスター様が多く演じてこられた役。輝月さんのマックスは一体どうなるのか……結論、めちゃめちゃイケメンでした!!!(笑)

 

 若々しいながらも落ち着いた安定感のあるお芝居。なんともいえない色気があり、マックスパパは女性にモテるだろうなぁと。そもそも娘にあんなウィンクをさらっと飛ばしていくお父さんいます?!(笑)。あのウィンクには客席で観ているこちらの方が被弾しました(汗)。

 

 自由を愛し、大事な場面でも窮屈に感じるとするりと逃げ出してしまう。趣味に熱心で、いつも遠くを見ているような輝月さんのマックス像に、ちゃぴちゃんシシィとの親子らしさを確かに感じました。この親にしてこの子あり、っていうやつ。それにしてもちゃぴちゃんの少女時代のシシィは活発で良かった。綱渡りしても渡り切っちゃいそうだもんなぁ(落ちるけど)。

 

美しき月組組長の最後の挑戦

 

 ちゃぴちゃんと同じく今回の公演がサヨナラ公演となる月組組長・憧花ゆりの様。演じておられるのは太后ゾフィーです。納得の配役。憧花さんのゾフィー厳格という言葉が一番ぴったりなイメージ。シシィを皇后として更生しようと頭を抱える姑の姿が見てとれました。大胆なアーチを描く眉が印象的。フィナーレでは普通の眉メイクで、ただただ美女でした。

 

二番手娘役の新境地

 

 月組娘役スター海乃美月様のヴィンディッシュ嬢。二番手娘役と言えるほど実力も人気も高い彼女の配役が発表された時は大変驚きましたが、実際に演技を拝見して納得しました。海乃さんのヴィンディッシュ嬢は気が振れているというにはあまりにも清らか。彼女は確かにこの小さな王国(病室)の皇后なのだと感じました。ちゃぴちゃんシシィに抱きしめられ、その腕の隙間から覗いた瞳が忘れられません。

 

見応え抜群のフィナーレ

 

 『エリザベート』はフランツ役者さんの「愛と死の輪舞」リプライズから全員総出のパレードまで、名曲をアレンジしたフィナーレナンバーの数々が魅力です。

 

 まずトップスター(トート)と大勢の娘役さんとの「私が踊る時」のナンバー。ダークグリーンのお衣裳で統一され、アダルティな雰囲気。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 珠城さんは海乃さんや憧花さん、そして次期トップ娘役が決定している美園さくら様らと濃厚な絡みを披露。なんだか「トート閣下と喜び組を見ているようでした…ドキドキ。その後の男役さんの群舞も「これぞエリザベート!」という感じでワクワクしながら拝見しました。

 

 最後は珠城さんとちゃぴちゃんによるラストデュエダン。ちゃぴちゃんはサヨナラ公演らしく真っ白なドレスで登場。

 

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ギャラリー | 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

いつものアクロバティックな振りを期待していましたが、それはありませんでした。代わりにひとつひとつのフリをお二人が丁寧に、大切に踊っておられるように見受けられました。ラストデュエットダンスはそのまま二人の軌跡。たまちゃぴ最高です!!!

 

 

 早いもので宝塚大劇場公演の千秋楽が明日に迫っています。台風の接近による休演が心配。どうかキャストの皆様にとっても見守るファンの皆様にとっても悔いの残らないベストな状態で、素晴らしい千秋楽公演を迎えられますように

 

 

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